「トレインスポッティング」
予備知識のないままに観てみましたが、なかなかイケます。ぐーです。
監督が有名らしいですが、よく知りません。新作関係はさっぱりわかりません、お許しください。
で、映画の内容いきましょー
前半、ありきたりの不良の青春ストーリーかと思う作り。しかし、その映像感覚はすでに斬新。
僕はなかなかこのへんでぐううううっと魅力を感じました。音もセンスよくイカします。ただ、メシ
時には観たくない映像の連続。僕は夢にまで観ました。こんなことは「死霊のはらわた」以来
はじめての出来事です。
後半に突入すると、なんだか今までの学生のノリとは違う、チンピラ的になった悪友たちとの
からみが中心になってくる。どんどんエスカレートする仲間たち。その中で主人公も悩みながら
かといって、悩んだ次の瞬間、ヘロインでそれを忘れながらエスカレートしていく様子が映像と
して画面に流れる。
この映画の中で特筆すべきは、俳優たちのジャンキーぶりだろう。ラリっているのが本当なのか
ウソなのかヘロインでラリったことのない僕にはよくわからないが、俳優たちはみんなそれぞれ
ラリってジャンキーしている。これがまたジャンキーらしくていい。想像通りのジャンキーが画面
の中で動いてくれる。しかもその行動は観ている人間の予想を裏切るどころか、予想よりもさらに
ジャンキーな行動をするところが面白い。
普通じゃないんだぜ、俺タチわ
と言わんばかりにジャンキーな若者たち、しかもこれがアメリカの若者でない点がすばらしい。
イギリスのブラックジョークなノリでジャンキーやっている感じ。アメリカのヘラヘラっとした軟派な
ジャンキーとは少し趣が違う。
ファッションもまた少し違う感じだ。アメリカの極彩色な極楽鳥のような若者とは違い、白黒を
基調としたファッションはイギリスらしさを主張するのに非常に有効だ。ミック・ジャガーあたりが、
若い時なら走りまわってそうな映像とファッションがイギリス映画独特の色を出している。
「ザ・コミットメンツ」という音楽映画もあった。この映画も主人公は白黒の服が多かったように思う。
イギリスらしい映画というのはそういうものなのかもしれない。これはアイルランド映画になるの
かな。どういう国分けがいいのかよくわかりませんが・・・
もしかするとイギリス映画って面白いのかもしれません。
「時計仕掛けのオレンジ」もじつは近未来のイギリスの若者の話でした。イギリスの若者はいつ
の世の中にもジャンキーだってことでしょうか。それがまたおしゃれなジャンキーだから手に負え
ない。アメリカや、まして日本のジャンキーなんかとは全く違うジャンキーの世界がそこにある。
知らない世界、わからない世界だけにまた映画としてのフィクション性が増して、観ている人間は
非常に興味がわいてくる。
アメリカで「ザ・コミットメンツ」を作ると「ストリート・オブ・ファイヤー」になるのかも?
日本だったら「ハイティーン・ブギ」なんだろうか・・・それは勘弁してほしいな。
とにかく映像と音楽とテンポの良さ、映画の面白さが十分に詰まっている作品だと思うので、
お暇な方はぜひ観てほしい。
さて、次は「シャロウ・グレイブ」でも観よう。
Back?
|