「モンティ・パイソン・アンド・ナウ」

ドリカムの曲の歌詞に「モンティ・パイソン」が登場するおかげで、「モンティ・パイソン」の
日本での知名度は飛躍的に伸びたといっても過言ではない。

しかし、まだまだその実体を知る人が少ないことも事実だろう。

「モンティ・パイソン・アンド・ナウ」はイギリスBBSで放送されていた「モンティ・パイソン」
というふざけた超ブラックなコメディ番組の長編映画第一作である。ほとんどのレンタル屋
でこれを見かけることはないだろう。僕自身、今までに一本しか置いてあるのを見たことが
ない。観たいと思ったら、いつもと同じに必死になって探してほしい。

「モンティ・パイソン」は一部の熱狂的なファンに支えられ、今日まで生き延びてきた。
イギリス本国での放送もはるか10年以上前に終了しており、普通ならもう忘れ去られる
時期だと言っていい。しかし、「モンティ・パイソン」の人気は根強く、つい最近CD−ROM
まで発売されたくらいである。どこを探しても置いていないので、はたして本当に発売され
ているのかどうかは確認できないが。

「モンティ・パイソン・アンド・ナウ」の面白さは吹替版にある。もっともビデオは吹替版しか
ないように思うので、字幕版を探すほうがより難しい問題だと思うが。吹き替えを担当して
いるのは、広川太一郎、山田康雄、そしてタモリといった面々で、これがまた旨い具合に
アドリブを入れながら吹き替えしているので、しごく面白い。どれくらい面白いかは、観て
もらわないことにはなんとも言えないが、とにかくしごく面白いことに違いはない。

この「モンティ・パイソン・アンド・ナウ」の他にもテレビ放送のビデオ版が14本存在する。
映画があと4本、その他ライブビデオが1本で計20本だと思う。たいがい笑えるが、これ
全部を笑おうと思うと、それなりの知識が必要だ。モンティ・パイソンという集団は、ただの
アホの集団ではなく、エリートがアホを演じるアホ集団なのだ。難しいアホなギャグをきく
ために勉強しないといけないというジレンマがまた面白い。しかし、そこで勉強すれば、
さらにモンティ・パイソンを楽しむことが可能なのだ。

映画が他に4本あると書いたが、はたしてそれが正確な数かどうかはわからない。僕自身
は「ホーリーグレイル」以外、すべてを観たがその中でも「モンティ・パイソン・アンド・ナウ」
は特別おかしく、笑えた。吹替版だったのでもひとつ笑えただけかもしれないが、脳天直撃
するようなブラックユーモアの数々はニマリと笑わずにはいられないくらい面白い。ぜひ、
モンティ・パイソンを観て、人生について考えてほしい。

 

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