「キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわたV」
サム・ライミという監督はどうもわからない。ジョージ・A・ロメロといえば「ゾンビ」で一躍
有名になった監督だが、サム・ライミが有名になったのも「死霊のはらわた」というむちゃ
えぐいスプラッター映画だった。
しかし、ジョージ・A・ロメロ監督がホラーにこだわっているのに対し、サム・ライミ監督は
よくわからない映画も撮っている。最近ではシャロン・ストーン主演の「クイック・アンド・
デッド」が有名だが、これはそれなりのデキだった。
「キャプテン・スーパーマーケット」は副題にもあるように「死霊のはらわた」の続編である。
続編とはいってもこれ単体で見てなんら問題はない。「死霊のはらわた」というのはしごく
ショッキングな映画で、僕自身、きっともう二度と観ることのできない映画のひとつだ。何
がそんなすごいかといえば、やはり映像だろう。人間の中で嫌悪感をもよおすものをわざ
わざ集めて作ったような映画だ。見ていて楽しいわけがない。そんなわけで心臓の弱い
人は絶対に「キャプテン・スーパーマーケット」だけを観るようにしてほしい。
シリーズ全作を通して主演は、ブルース・キャンベル。この人、変な俳優。真面目な役も
変な役も簡単にこなしてしまう。アゴのまがり具合が特徴的だ。きっとあれ・・・どこかで
見た顔だな、と思うことも多いはず。たまにチョロチョロと他の映画でも見かける。主役は
この映画と「マニアックコップ」の2本だけじゃないかな。もし他にあれば教えてください。
内容的には、呪いのかかったブルース・キャンベルが今度は古い西洋の戦士として、
悪魔退治をさせられるというもの。これがまたハチャメチャで笑いが止まらない。顔が変、
話も変、やってることはとんでもなく変ときて、これほどまとまりのない映画も珍しい。
1作目にあたる「死霊のはらわた」は見なくてもOKと断言したが、より楽しむためには、
やはり「死霊のはらわた」を見ておかないといけない。何が必要かといえば、ブルース・
キャンベルの彼女の顔を確認しないといけないのだ。1作目はではしごくブスなのに、
この「キャプテン・スーパーマーケット」ではなんと回想の中でブリジット・フォンダが彼女
役で登場する。この役はサム・ライミのファンだったブリジット・フォンダが是非にと頼み
こんで実現したシーンらしい。1作目のブスはいったいなんだったのか。思い出は美しい
というが、美化された思い出は彼女の顔までも変えてしまうのか。笑った。
いちおーラストが2バージョンあって、現代に帰れるものと、帰れないもの。どっちがどっち
か忘れてしまいましたが、現代に帰るバージョンのほうが面白いです。ちなみにLDには
どちらのバージョンも収録されています。
そんなわけで、観てやってください。
Back?
|