「シベールの日曜日」

ヨーロッパの映画はどこか悲しい。「シベールの日曜日」もとても悲しい映画の一つ。

今までレンタル店でビデオを見かけたことは1度だけ。どこのレンタル店にもほとんど、
置いていない。いつもながら探すのは大変だと思います。衛星放送でたまに放送して
いるので、それを待つのが一番いいかもしれません。

僕が「シベールの日曜日」を知ったのは、パソコン通信の古い仲間にシベールさんと
いう方がいて、彼が(シベールは女性名ですが、僕の知ってるシベールさんは男)この
映画を好きだったことがきっかけでした。今は関東のほうにいるはずですが、はたして
どうしているんでしょう。もし、これを読んだらメールください(笑)。

さて、フランスですね、確か。恐縮ですが、僕、フランス映画って好きになれません。
まず第一にとりあえず人が死んで、とりあえず難しそうに見える作り、というのが気に
いりません。もっといいエンディングにできただろう、と思える映画でさえ、とりあえず
最後には人が死んでしまったりします。しかし、そんな中にもいい映画はあります。
パトリス・ルコントしかり(「仕立屋の恋」は全くいただけない映画でしたが)、ジャック・
タチしかり。「シベールの日曜日」もいい映画です。悲しい映画ですが。

原作がけっこ〜有名な小説だという話ですが、僕にはよくわかりません。フランス映画
もダメなら、フランスの小説もダメです、フランス書院くらいはいけるかもしれませんが。
興味があるようならぜひ読んでみてください。「ビル・ダブレの日曜日」という小説らしい
です。ベルナール・エシャスリオーという人が書いたものらしい。詳しくはわかりません。
しかし、原作のタイトル、イマイチですね。「シベールの日曜日」のほうが音がきれいで
しごく芸術的だと思います。

パイロットだったピエールは戦争の痛手から記憶喪失となり、小さな田舎町で看護婦
をしている女性と暮らしていた。ピエールはそんな毎日をあてもなく森をさまようことしか
できない。そんな時彼の前に少女シベールが現れる。父親に見捨てられたシベールと
ピエールは、日曜ごとに池の畔で無邪気な逢瀬をかさねる。しかし、ピエールを変質者
扱いする大人たちが、二人を引き裂こうとする。

記憶喪失のピエール、それに対して無邪気な少女シベール。記憶喪失とはいえ、確か
に大人の男であるピエールが、少女と遊ぶのは
あぶないと思われても仕方がない。
しかし、その目的が肉体的なものではないところが他とは違う。ロリコンものではない。
この映画はある意味、芸術作品だということをふまえて観ていただけると。

これが世界的にも評価されたのか、アカデミー賞外国語映画賞も受賞。

 

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