「恋愛小説ができるまで」

フランス映画。フランス映画というだけで、敬遠する人は少なくないはずだ。
僕自身、ヨーロッパの難解な映画とアジア映画の雰囲気はどうも馴染めない。

でもこの映画は、人が死ななないと終わらないフランス映画にあって、
人も死なず、かといって暗ぁ〜い暗ぁ〜い内容の難解な映画でもなく、
ある意味でライトな、軽い感じの映画に仕上がっている。

売れない作家が恋愛小説を書くために、町で誰でもいいから女の娘に声をかける。
”恋愛小説”を書くために、声をかけてひっかかった女の娘を夢中にさせて
最後には捨ててしまおう、そうすれば面白い実体験の恋愛小説が書けるはず。
ところがひっかかった女の娘の話は、作家の想像以上。

そして逆に女の娘にのめり込んでいく。

女性軽視の内容に見えないでもないですが、そういう映画ではありません。
自由の国フランスですから、いちおー男女平等に、というか女性に圧倒されて
しまうのは小説家ですから、ある意味で女性の強さをあらわしているように思います。
そしてそれがパリの恋愛なんだ、と思わせる映画。
ちょうどパリ版恋愛マニュアルの映画に仕上がっています。

男が考えている以上に、女が考えていること。
男が考えているほど、女は考えていないこと。

男の考えなんてたいしたことないんだよ、と考えさせられる映画。

恋人の発見の仕方、誘惑するテクニック、ヤマ場の作り方など、実生活にも
役立つ情報満載の映画です。そして笑えます。

この映画、いろんな人に勧めているんですが、今までにたった一人だけしか
観てくれませんでした、せめてオレコレ読んでいただいたみなさまには、
ぜひ観ていただいて、ご意見、ご感想などお聞かせねがえればと思います。

ちなみにベネチア映画祭で最優秀評論家賞なんて、いいのか悪いのか
よくわからない賞も受賞しています。ぜひ、御覧ください。

 

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