「ある日どこかで」
青いイメージ。なぜかな。きっと主人公の泊まるホテルの部屋に
ベルベットの青が多かったからかもしれない。
「ある日どこかで」、マイナーな映画ながらけっこ〜メジャーに
なってしまった映画というべきか。知っている人も多いと思う。
主演はスーパーマン、クリストファー・リーブ。相手役には元ボンドガール、
最近では「西部の女医ドクター・クイン」で有名なジェーン・シーモア。
この二人の組み合わせで純愛モノと言われてもピンとこないのは当たり前だ。
’72年5月19日。新人劇作家リチャードは初演の夜、白髪の老婦人に
年代物の金時計を渡され、”私のところへ帰ってきて”とささやかれる。
それから8年後、とあるグランドホテルの資料室で、彼はエリーズという
女優の古い肖像画に魅せられる。実はそれは、いつかの老婦人の若い
頃の姿だったことがわかり、リチャードは”過去への旅”を実現しようと
考えるようになる。
ラブストーリーには不必要な要素、タイムトラベルというものを使って、
逆にそれがないとなりたたない話を作り出した。だが、そのSF的要素に
違和感を感じさせない。それが当たり前のことのように感じられる。
映画がそれだけよくできているのだ。
ジェーン・シーモアはとにかく美しい。男が夢中になるのもうなずける。
過去の世界のノスタルジックな雰囲気が、ジェーン・シーモアの美しさを
より引き立てる。グランドホテルの映像もすばらしく、これがなぜ評価され
なかったのか疑問を感じずにはいられない。
クリストファー・リーブもスーパーマン以外をはじめて好演、スーパーマンで
なければ、この映画何倍もウケたと思う。残念でならない。
ラストについては賛否両論あると思うが、とにかく一度「ある日どこかで」を
観て、ジェーン・シーモアの美しさと映像を美しさを感じてほしい。
淀川長冶さんも言っている
「どんな映画にも美しい部分があるはずだ、映画の中の美しい部分を感じなさい」と。
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