M3ノススメ 夏対策の巻

梅雨
 6月である。あと数日でぬりかべHPは2周年を迎える。もう2年もたつのかという思いと、まだたった2年なのかという思いと両方がある。Librettoももう3年目ということである。その間に僕はLibretto50→LibrettoM3という進化を遂げたが、肝心の僕はファミリーマートよりもバージョンアップが遅い。結局使っていることはたいしてかわっていないのでマシンを進化させる意味があったのかどうかは全くの疑問である。

 しかしLibrettoM3にバージョンアップしたおかげでマシンを外で使う機会が増えた。これはやはりバッテリーのもちがよくなったことが大きな要因だ。ただ先日、外出先で使っている最中に突然画面が真っ白になり、まったく動かなくなってしまった。結局、バッテリーをはずし、無理矢理電源を切り、その後起動させた。そしてこの時、マシンが妙に熱くなっていることに気がついた。冬の間はよかったのだが、春が過ぎ、夏がきて、そろそろマシン自身が熱を逃がしきれなくなってきているのかもしれない。かといってM3の本体に穴を開けるわけにもいかない。どうしようかと悩んだ末に、クロックアップの必需品と言われるCPUアイドルソフトを導入してみてはどうだろうかと考えた。CPUアイドルソフトについてはNLXマシンを組み立てる際に、クロックアップ時の熱暴走対策に導入した経緯があったのでそれをそのままM3に導入してみてはどうだろうか、と考えたのだった。

 しかしこれには問題があった。NLXで使っていたのはCPUIDLEというシェアウェアだったがこのCPUアイドルソフトは詳細な設定が可能なかわりに、そのぶん多くメモリを消費して常駐する。メモリをしこたま積めるデスクトップならいざ知らず、メモリ制限の厳しいモバイルマシンの環境ではこれはいただけない。

いくつかの選択肢
 選択肢といってほとんどない。数種類が存在するが常駐する際にメモリを食うものではまずいけないし、起動画面がはじめに大きく表示されるものも格好が悪いので導入したくない。いろいろ探し回った結果、RAINというフリーウェアが一番メモリを使用せず小さくていい、ということが書いてあった。しかしこのRAIN、今はバージョンアップしてしまってシェアウェアになり、古いフリーウェアについてはもうどこにもない様子だった。シェアウェアでも一向にかまわないのだが、調べたサイトのほとんどで常駐量が大きくなったようなことが書いてあった。大きくなる、そしてシェアウェアになる、これではどうも食指が動かない。

 CPUIDLEにしとこうか・・・と諦めかけたその時、僕はここでRAINを発見した。ある意味、まさに灯台もと暗しといったところだった。あれだけ探したものがこうもいとも簡単にみつかってしまうと何かポカンと穴があいたような気さえする。ただこれがみつからなければいまだ僕はWEBを放浪していないといけない。RAINが見つかったことに心から神へ祈りをささげずにはいられなかった。

解凍そして使用
 RAINは圧縮時には120k程度、解凍時でも300kしかないまさに小さなソフトだ。これぞ小さな巨人、縁の下の力持ち、ちりもつもれば山となるである。早速解凍し、スタートアップに登録する。起動時に読み込むことになるので若干起動が遅くなるがそこは我慢である。 
 

 ここで注意しておきたいのはインストール時にCPUをMMXPentiumと選択しておくことを忘れてはいけない。僕はここで普通にポンポンっとセットアップを実行し、はじめ設定がデフォルトのPentiumのままになっており電源まわりの不具合が出た。具体的には普通に電源を落としているにもかかわらず、その後の起動時に毎回スキャンディスクが動くといった症状が出た。M3に使うのであればMMXPentiumを、デスクトップなどで使う場合は各マシンのCPUにあわせた設定がインストールの時点で必要になってくる。

 RAINが常駐しているからといって動作が重くなるといったようなことはない。また少なくとも僕が通常使うブラウザ、メーラー、エディタ、その他との相性で落ちるということもなかった。さらに言えば本当に働いているのかどうかさえ疑問だ。

rain.jpg (12181 バイト)
▼起動するとタクスバーにRAINが常駐する。

 しかし、RAINを導入することによって、数時間連続使用した時に突然画面が真っ白になって落ちてしまうという現象がほとんどなくなった。僕のM3はキーボードカバーをつけているせいもあるのだろう、クロックアップしていないノーマルな状態にもかかわらず、本体が熱をもちだすとたいていの場合、画面が真っ白になって落ちてしまうという致命的な不具合があった。もし落ちないにしても、画面の一部が崩れるなど、ビデオ関係の不具合が発生することも少なくなかった。だが、RAIN導入後はこういったことはほとんどない。まったくないとしないのは、実際、1度か2度は以前と同じように落ちたからである。ただ確実に少なくなったこともまた事実である。

まとめ
 はたして省電力モードとのからみはどうなんだろう?そんな疑問がないわけではない。ただRAINを入れて突然落ちるという不具合がほとんどなくなったことからも、これから夏に向かって熱対策に関してはRAINが非常に有効であることが伺える。省電力とのからみに関しても結局何もしていない間はCPUをアイドリングしている状態に保つので、結局省電力モードとやっていることは特別かわらない。多少の差違はあっても大きくバッテリーの駆動時間が違ってくるといったようなことはないだろう。逆に長くもつぶんにはまったく問題ないわけで、RAINを入れることは決してマイナスでないという考える。

 しかしまったく世の中すごいソフトを作る人がいるものだと感心する。CPU使っていない間はアイドリングしておこうなんていう考えはまったくエコそのものである。たとえそれがシェアウェアという少なからずお金による利益があるものであったとしても、その偉業には頭が下がる思いである。実際、M3とデスクトップと2台で使っているので作った人がいる方角には足を向けて眠れないと思っている。

 次の段階としては発想の転換ということで、ぜひ既存の車に繋いで新しい排ガス規制に対応させられるソフトを開発してほしいと思う。もっともWindows上で動くソフトということになると、いつ何時、車の中で青画面が出るかもしれないので決して遠出はできないようになりそうだが。逆に車のOSをすべてWindowsにすれば、みんな怖くて外を走らなくなり、それはそれでエコロジー運動につながっていくのかもしれない。

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