M3ノススメ リモコンは使えるか?

そして伝説へ・・・
 最近のM3はすごい。何がすごいって全部がすごい。
 普通たいてい新しい機械が発売されて一定期間すぎると次の機種はいつ発売だろう?なんて話が当たり前のように出てきて、同じような話を繰り返すのが常である。ところがM3は発売からすでに1年半近くたっているが、M3を探す声はあっても、次の機種の話よりも次の改造の話が次々と持ち上がってくるというような状態である。
 これははっきりいって異常である。

 ただ異常だとはいっても、それは”常ではない”という意味であって”完全イっちゃってる”という意味とはまったく異なる”異常”である。
 伝説はとどまることを知らず、今もまたM3の歴史は書き換え続けられている。いや、書き換えではなく、書き足されているというほうが正確かもしれない。伝説の人物が多く誕生し、今やM3LIBRERは群雄割拠の時代である。毛利テルモTOKUさんをはじめ、日本のエジソンT.Kanaiさん、宮大工Coさん、次々と英雄が現れ、M3の改造は多岐におよんでいる。心密かに待っているのは大友そうりんそうやんGoyanさんのメモリ拡張計画だが、名古屋に転勤するという噂もあり、はたしてそれが実現される日がくるかどうかは非常に微妙である。

 とにかくこれだけ改造が盛ん、かつ話題豊富なマシンは他にない。これも安売り効果の一つだと思うと、NTTDoCoMoさん、隠し持っててくれてありがとうと感謝の意を表さずにはいられない。なにより僕も安く予備機を手にいれたクチなのでほんとにありがたいと思っている。

なぜリモコンが必要なのか?
 なぜといってたいした意味はない。ffのリモコンがUSB接続だということを知ったあの日以来、僕の頭はそのことでいっぱいだった。ただ僕には技術がない。ハードもソフトもからきしで、何年経っても初心者のままである。永遠の初心者であることを威張るつもりはないが、永遠に若々しい(おばか)というのもなかなか貴重である。天然記念物に指定してほしい気もするのだが、人間国宝が年功序列なのと同じで天然記念物になるにも順番待ちといったような状態だ。なにより僕よりもピュアな方は世の中にごまんといるので、僕が天然記念物になる道は遠く険しい。

 それはさておき、リモコンである。いったいリモコンで何ができるのか?じつのところMP3プレーヤーが動いたってたいしてうれしいとは思えない。なにより僕はMP3で音楽を聴くことすら希である。ではいったいなぜ?やはりこれは単に”やってみたかった”という一言である。ただ前述のごとく僕には技術がない。そこで、山口の英雄、毛利テルモTOKUさんの登場である。僕にできないことは頼む。頼んでやってもらう、いわゆる他力本願である。
 早速、密書を送り、確約をとりつける。ただし動くかどうかは時の運。謀反もクーデターもやってみないとわからないという返事だった。しかしすでに心は一つ、体は二つのバロム1。あとはマッハロッドでブロロォブロロロォブロロロロロロォーッとぶっ飛ばすのみである。ことにとばすことに関してはTOKUさんは本業なのでこれについて心配する必要はまったくない。あとはやるだけだった。

 きっかけはリモコンがなぜ必要なのか?ではなく、このリモコンを動かすためにがんばろう、というある意味盲目的な信仰と同じだった。なぜ必要なのか?ということは動いたあとで考えることにした。というより、その時にはぜんぜん考えていなかったのである。

動いた!
 結論を先に書いてしまおう。結局、リモコンは動いたのである。音が聴けないこと、さらには電源周りを制御できない以外はほとんど完璧に動いている。さすが英雄、いい仕事してます。
 ただここに至る道は決して容易なものではなかった。まずリモコンはLIBRERの総本山チチブデンキの怪僧みねなまさんにお願いして手配できたが、仕様がわからない
。そこでTOKUさんは帝都に密書を送り、技術とエレクトロニクスの東芝を取り仕切るFTOSHIBAの重鎮いささか先生にその詳細を送ってもらったようだ。

 さらにはコネクタを求めて、堺の豪商hyo-chanさんにパーツを探してもらい。最終的にはリカバリがうまくできないということで、峠の赤ひげこと玄白・警備員コスナーさんにffのイメージをリカバリしたHDDを送ってもらうにいたって、ようやくリモコンが動いたのである。
 ここまでほんの数行の出来事のように思えるかもしれないが、実際には長い年月と労力、そして経費がかかってできあがった愛と涙と汗の結晶のリモコンなのである。

 しかもこのリモコン、ほとんど完璧に動作する。実際汎用のUSBではなく、専用のコネクタを取り付けることができれば、そのまま電源周り、さらにはイヤホンも使えそうである。
 ffのノーマルよりも高クロックで動作し、さらにUSBポート、VGA出力、そしてリモコンが動くとすれば、液晶画面以外はffさえも凌駕するM3になるのである。しかもこれがすべてユーザーの手によるものであるところが素晴らしい。

▼M3なのにffのデスクトップ画面が映っている。
リモコンも通電できているのでちゃんと点灯する。
ちゃんと
”動いてます”。素晴らしい。

 とりあえずリモコンは動いたので、今後はこのリモコンを使ってNavin'youを操作したい、なんて野望を抱いている。これについてはNavin'youの地図の縮尺をコントロールするアプリケーションを開発されている方もおられるので、こちらで遊ぶ予定である。
 さらにはリモコン用のアプリケーション開発キットなんてものまで配布されているので、うまくいけば今後リモコンの使用環境がぐっとよくなることだって十分に考えられる。そうなればしめたものだが、残念なことにffはあまり売れている様子がない。このままじゃいけない!東芝よ、今こそUSB接続のリモコンキットを別売りし、汎用にすることによってもっとリモコン用のアプリケーションを増える環境を作ってほしい!それか次のLibrettoが爆発的にヒットすれば・・・

未来へ
 M3の改造ネタがずっと続くことは「M3ノススメ」なんてものを書いている僕にはまったくありがたいかぎりだが、実際新機種が出ないことにはLibrettoには未来がない。M3はすでに生産の終わった機種であり、今後伸びるとはいってもそれはあくまで既存のユーザーの間だけの内輪ネタでしかない。
 新しいユーザーへのアピール、それにはやはり新機種の投入である。ただしこればかりはユーザーの手でなんとかなるというものではない。メーカーにはぜひとも力のはいった新機種を投入してきて欲しいと思う。
 ただ最近思うことはPDAというものはすでに携帯電話機に集約しつつあるということである。そしてまたこれは携帯電話機一つでモバイル可能という環境ができつつあるということであり、これによってミニノートPCの領域をも携帯電話機が進出し市場を奪いかねないということである。
 それでももちろん携帯電話機ではできないことをできるのがパソコンであり、ミニノートPCというジャンルのマシンなので、これからはさらに棲み分けが厳しくなっていくことだろう。よっぽどがんばらないと携帯電話機にも劣るモバイルツールとなりかねないのである。
 LibrettoはミニノートPCの先駆者である。当然今後またフラッグシップ的な役割を果たしていくことになるだろう。携帯電話機にはないミニノートPCとしての地位をさらに確立できる新機種の登場を期待したい。

とりあえず改造したいって場合は下記へ・・・

LibrettoM3爆走隣の晩御飯! 
 USB内蔵をはじめ、無理な改造、無理な野望はこちらへどうぞ!

 

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