移動体通信入門 京ポンノススメ その2

必要不必要
 電話に必要なものはなんなのか。今やカメラ付きは当たり前、メールもできるし、ブラウズだって可能、iアプリでゲームも当たり前になってしまってる。そんな中で10万画素のカメラとか、ゲームできないとか、それでほんと大丈夫?っていうのは誰もが危惧するところ。

 しかしこれまでOperaでのブラウズと3つのPOP/SMTPアカウントを確認できてこれで困っていない。10万画素のカメラ部分については日曜大工店で畳のサイズを撮影して帰ったくらいが一番有効だった活用方法で、それ以上には使っていないどころか、必要ないんじゃないかと本気で思ってしまうあたり、元々感じていたカメラ付きへの不信感みたいなものが使わないという結果をうんでいるように思う。

 ただこれも200万画素あたりになるとL版印刷するのであれば十分なクオリティになるので、これについては京ポンの機能がまだまだっていうことも事実。でもどうしても必要か?と言われるとあんまり必要性は感じない。とくに僕の場合は必要な時にはパソコンとデジカメを持ち歩くので京ポンのカメラで撮るシュチエーションというのは非常に限られる。

エリア内エリア外
 PHSというとエリアが狭い、つながらないというイメージが多くあるが僕はこれまで困ったことはあまりない。実際つながらない場所に行くということ自体が希だし、先日群馬県の山の中にあるサービスエリアでもつながっていたので、すごいカバー率だな、と逆に感心したほどだった。

 新幹線の中でもPIAFSはけっこ〜よく切れるがパケットだと案外ねばってくれる。トンネルの続く静岡−東京間あたりはさすがに切れることも多いが、トンネルさえなければそれなりにつながってくれるのでエリアについてはあまり困らない。

 ただこれらは京ポンではなく、CFタイプのAH-N401やえらく古いKX-HV200の時の接続感なので京ポンがよりつながりやすいかそうでないかまではまだ検証できていない。

 エリアが広い、どこでも着信できるというのはありがたいことだが、実際高速道路での走行中に電話をとるというのは難しいし、使いたい時にエリア内であることが重要なのであって、使いようのないところで着信されても逆に困るだけのように思う。

 僻地でつながらないからPHSはダメという話もあるけど、これも僻地に行く回数が多いならともかく、年に一,二度くらいならその時にプリペイドケータイでも買ってるほうがよっぽど経済的なように思う。普段普通に仕事している、生活している場所でよっぽどつながらないなんてことは今の世の中ありえない。

 なによりメールという非常に都合のいいシステムもあるんだから、それを活用する、活用できる、ってことが電話の使い方の鍵になってくるのではないだろうか。

めぇる
 京ポンは三つのアカウントを設定できる。ただし一つは自動着信用のpdxメール(PHS本体のメールアドレス)を通常設定しておくので、実際には二つ。これにプライベートとビジネスと二つの用途で使い分ければ、電話がまさにメール端末となる。

 従来これはPDAあたりが専門だったが、JRCの味ポン、そして今回の京ポンと続けて、これが可能になったことで電話機だけで手元でメールをすぐに確認できるようになったことはPDAを駆逐するのに十分な機能だったと言っていいだろう。そしてまたこれがキラーアプリになりえるユーザーも少なからずいるように思う。さらに言えばつなぎ放題の契約であればそれらすべての送受信が基本料金内というのも大きなメリットである。

 使ってみて思うのは、やっぱりパソコンのメールアドレスをそのまま使えるってことで、さらにそれを確認するのにパソコンもPDAも必要ないってことだろう。添付ファイルについては画像以外は開けないものも多いが、QVGA液晶で確認するよりもいざとなればパソコンとつなげて、っていうほうがより現実的だろう。

料金比較
 今回は使うということを前提に料金プランについても考えてみたい。まずFOMAとの比較から。

 

料金プラン

最大値引き時

無料通話分

データ通信

FOMA

FOMA67+パケホーダイ
10750円

8400円

4000円

1パケット0.2円

京ポン

つなぎ放題
5800円

3780円

なし

追加料金なし

 こうして見ると無料通話が4000円分ついているので実際には620円しか差がないように見える。しかし4000円分というのはパソコンにつなげた場合、いったいどれくらい通信できるのか。電話代とすれば確かにそれなりに話せるように思うが、ここで比較するべきはやはりパソコンでの使い勝手も含めてということになるだろう。京ポンの場合にはパソコンにつなげても32kという低速ながらもつなぎ放題なので、これ以上の料金はかからない。それに対してドコモの料金体系から考えると4000円分とは1パケット0.2円で20000パケット分に相当する。

 僕ははじめ京ポンに機種変更した時には話すことも考えてつなぎ放題ではなく、スーパーパックLで契約していた。しかし三日ほど使ってみて、DDIPocketの窓口に問い合わせたところ70000パケットだった。これをドコモの料金で計算すると三日で14000円かかる計算になる。無料通話分が4000円としても一万円は余分に払うことになる。まさにパケ死する寸前ということに。

 ドコモには他の割引サービスというのもあるらしく、仮にこれで考えた場合1パケット0.02円なので1400円、これなら10日近くはもつ計算になるけど、一ヶ月使うとこれの三倍。やっぱり足が出る。

 データ通信を基本に考えた場合にはちょっと使った時点でもう足が出てしまうので、コスト面でのメリットはないと考えていいかもしれない。

モバイル端末としての優位性
 京ポンがもっとも優れているのはPDAやノートPCよりも小さい手のひら端末(電話だし)というところだろう。PDAがいくら小さくても京ポンよりは大きいし、電池はもたないし、話もできない。

 スタンドアローンでメールもブラウズも電話もできて、なおかつバッテリーがもつということは大きなアドバンテージだろう。

 ただ確かに電話機としては電池のもちが悪いように思う。連続動作という意味では昨今のノートPCのほうがもっと長くもつような気がする。しかしこれは質量とのかねあいもあるので、大容量バッテリーなノートPC>京ポン>PDAということになる。

 そしてさらに京ポンがモバイル端末として優れているのは、USB端子さえあればケーブル一つでどこでも充電できる点だ。USB端子といえば今や家庭用の二股コンセントを上回る勢いで増殖している標準規格といっていい。これを有効活用できるという点において京ポンがスタンドアローンな端末でありながら、どこでも空中給油できる汎用性も兼ね備えているのだ。

 miniUSB端子というとデジカメと共通していることも多く、ケーブルを複数持ち歩く必要がない。逆にデジカメもまたUSB給電できるようになってくれればと思うくらいに京ポンはモバイル機器としてお手本になる秀逸な機能が満載されている。

それで結局買いなのか?
 DDIPocketが圏外だって人はまず論外、さらに音声通話を山ほどするって人もこれとは別にケータイ持ってたほうがいいのでまた別。だって買わないって人はほとんどこの二つの理由でそんな人に勧めても仕方がないのは事実。使えないものをわざわざ薦める必要はない。

 結局京ポン買う人はヲタだけなんちゃう?ということになりかねないが、ここまで書いてきたようにメールやブラウズをほどほどに使う人、しかもパソコンにつなげて使う人にとっては絶対便利なので、小物好きのヲタになったつもりで、勢いつけて買って正解。

 ついこの前にも僕は電話回線が一時止まるというのでデスクトップPCに京ポンつなげて仕事していたという時間があったほどで、そういう代打の神様的に使えるというのも安心感があっていい。

 ただここでまだ説得力に欠けるのは、Operaの表示についてのレポートを書いていないからでこのへんについては次回しっかりレポートする予定。

次回へとまだ続く
 前回具体的な活用法に進みたいと書いておきながら、今回も同じような内容だったのは単に書き足りなかったからであまり深い意味はない。そんなわけで次回こそOperaのレポートへと進んでいきたい。
 

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