移動体通信入門 PHSの場合

選択肢がない
 移動体通信入門とはいえ、べつに難しく考えるつもりはない。単なる電話、しかも携帯電話であったり、PHSだったりする。しかしこれはこれでなかなかに難しい。まず第一に予算的に僕にはPHSしかない。第二に僕は京都に棲んでいるのでPIAFSがいければそれでいいというわけでもない。そして最後に結局のところDDIポケットしかない。

 ところがDDIポケットには僕のほしい端末がない。京セラのデータスコープDR320が一番近いかもしれないが、これは仕様が古く、また非常に高価な端末であり、選択肢としては除外せざるを得ない。理想的なものはDDIポケットの専用サービスであるPメール、PメールDX、αDATA32対応のコンパクトフラッシュベースの端末がいいのだが、そんなに都合のいい端末はDDIポケットはおろか、NTTDoCoMoにもASTELにもとにかくどこにもないのである。

64k試験サービス開始
 NTTDoCoMoの611Sは64k対応の端末で、現在すでに64kの試験サービスもはじまっている。これはコンパクトフラッシュベースなのでWindowsCE機などにもそのまま差し込んで使うことができ、非常に便利そうだ。実際、WindowsCE機であるE-55はこの611Sを使ってPIAFS接続が可能である。

 余談になるがE-55にはPHS接続ケーブルなるオプションが用意されている。しかし、E-55にDDIポケットのPHS端末を繋いでもαDATA32で接続することはできない。E-55でPHSを使用する際にはNTTDoCoMoもDDIポケットもどちらも法のもとに平等であるという大原則が適用されるのである。じゃ、いったいαDATA32の立場は・・・

611s_p.jpg (5238 バイト)
611S
 さてそれはさておき、341SもCFベースの端末で611Sの前身になった端末である。これも64kに対応しているらしい(あくまで希望的観測)が、611Sとの違いは僕にはさっぱりわからない。時期的にも341Sが売られていたのはたったの4ヶ月間程度で、すぐに611Sに移行してしまった。写真を入手しようとしたが、それも叶わぬほどなので、結局は隠れた名機なのかもしれない。

 341S、611S共に64k対端末(もしかすると611Sのみ)でもある。当然、PIAFSの32kも可能で、データスコープよりもコンパクトで格好いいと思った僕はこれがほしいと思った。しかし、僕はDDIポケットのまわしものだ。いや、まわしものというわけではないがすでに2年以上も契約している。実際には3年だが、当時機種変更ができなかったので、僕は新規に2度登録しているのである。DDIポケットにとってはまさにカモ、しかも変な端末をほしがって高い金を出す、格好のカモネギなのだった。そんなわけでNTTDoCoMoの端末はほしいが、僕には手が手が出せないのである。また数パーセントだが継続割引もあり、そのへんに固執してしまう僕はやはりDDIポケットからは離れられないのである。64k端末はそこにある、なのに僕は手が出せないのだった。

DDIの野望
 DDIにハマってしまった僕はもうDDIと心中するしかない。しかし前述の通り、DDIにはデータスコープ以外、PCカード接続できる端末はないのである。話はどこまでいっても堂々巡り、出口のない迷路に迷い込んだようなものだった。

 しかし僕は考えた。きっと僕の他にも考えた人がいたと思うがとりあえずここでは僕が考えたことにしよう。そうしないと話が先に進まない。NTTの端末をDDIで使用でないのか?ということである。当然、PメールやPメールDXといった機能は使えなくなるだろう。しかし、PIAFSは使えるはずだ。端末自身の留守電機能も問題なく使用できるだろう。となれば問題は使えるのか使えないのか、という根本的なことと、使えた場合、DDIの最大の売りであるαDATA32を利用できるのかということである。PIAFSのアクセスポイントが多く存在する関東圏と違い、僕が棲んでいるのは京都なのである。京都には固定料金のアクセスポイントといえば、京都アイネットしかないが、ここは逆に外に出た際に京都にしかアクセスポイントがないので不便である。普段は京都で問題ないが、逆に言えば京都にいる際にPHSを使ってPIAFS接続することはまずないのである。となれば京都しか使えないPIAFSなどというのは全く役に立たないと言っていい。

 いろいろ考えたがどうもうまい手がうかばない。そこで考え方を変えて、プロバイダは全国共通アクセスポイントのあるDIONを選択した。ここは完全従量制を選択することができ、これなら月々の固定費用は必要ない。どこか他に出てアクセスする場合は全国共通アクセスポイントにかけてメールチェックすればいいわけだし、なにより外からHPのチェックを全部することはまずないと思うので、DIONを選択した。

 実際にはすでに去年の8月に500円の登録料を支払って入会済みであり、またその後すぐに九州に行ってその際DIONを利用したが、結局なんやかんやと調べたりしたのを含めても利用料金は700円程度だった。京都からアクセスする際もDIONに接続することがあるが、先月の利用料金をみても57円と非常にリーズナブル(というか京都ではαDATA32を使って接続しているので基本的にDIONは使わない)だったので非常に低コストである。57円では、請求書を発行し、発送する費用のほうが高くついているのでせめて1000円程度は使わないとDIONに申し訳ないような気もするが(^^;

DDIの利点
 DDIのまわしものたる僕なので、DDIの利点についてさらに大きくプッシュしてみたい。

 ・Pメールが使える
 ・PメールDXが使える
 ・αDATA32が使える
 ・PIAFSも使える
 ・料金体系もいろいろ選べる

 このうち上の3つについてはNTTDoCoMoの端末をDDI登録したとすると使えない。PIAFSはNTTDoCoMoでも使えるので結局のところ、料金体系が選べることと、CFベースをDDIで使えるという非常に自己満足的な用途にしか使用できないのであるが、NTTDoCoMoでは料金体系が一番安い登録で1980円なので、1350円のお気軽プランが使えるDDIのほうが僕の場合は便利なのである。

 ちなみに、DDIポケットの料金体系は下記の通りである。

 ・通常契約 基本料金2700円 3分40円
 ・昼得プラン 基本料金1980円 昼間3分40円 夜間3分80円
 ・お気軽プラン 基本料金1350円 前日通常料金の倍額

 ただしどの契約に関してもデータ通信の料金は契約の違いに関係なく一律なので、通常データ通信にしか使用しないという場合は、1350円のお気軽プランがベストな選択と言える。月間100分以上、通話をする場合には通常契約のほうが安くなるが、それ以下の通話分数の場合はお気軽プランのほうが安いということになる。

 実際僕は月々の通話料金が800円程度なので、前日倍額のお気軽プランでも全く問題ない。などといいつつ、僕は2700円の通常契約してます。もし長電話になっても安心なので(^^

まとめ
 以上のような理由から僕自身はDDIポケットを選択している。そしてその呪縛から逃れることはもうできない。そのうえまた、次に契約するのもまたDDIなのである。今回はどっちがいいのか考える的な話になってしまったが、次回はほんとにNTTの端末をDDIで登録できるのかどうかということにTRYしていきたい。

Back?