| 電車の中でGPS! つい先日、九州は大分へと行った。行きは飛行機、帰りは電車だった。普段車しか利用しない僕はこの時とばかりにLibretto+GPSKitを持って、飛行機&電車でのGPSに挑戦することにした。 しかし、残念なことに飛行機は窓際の席がとれず、飛行機の中でGPS計画は未遂に終わった。もっとも日本の航空会社はそうでもないが、アメリカあたりでは離陸後もコンピュータなどの電子機械の使用を制限している航空会社もあり、飛行機の中でのGPSが日航機墜落事故のセカンドインパクトを起こす可能性もなきにしもあらずなので、できなくて正解だったのかもしれないなどとのんきに考えていた。 だが、帰りの電車については譲れない・・・なんとしてもやってやるっ! まるで革命の徒と変わらぬ志でいた。日本の夜明けは近い。 大分から小倉まで、日豊線を特急に乗り、小倉で新幹線に乗り換え京都に帰る。電車の中でGPSを実現するには十分な時間と距離だった。 帰りの特急に乗り込むやいなや、ゴソゴソとGPSの準備をする怪しいLIBRER。アイスクリームを売りにきた女性のけげんな顔。通り過ぎる人々の好奇と白い目にさらされながらも僕は電車でGPSを実現するべく努力した。 といっても、単に衛星を捕捉するのを待つだけのハチ公状態だったのだが。 電車が駅を発ち、次の駅に向かう。衛星を捕捉しやすいようになるべく窓際にアンテナを置く。しかし、なかなか捕捉しない。1個の衛星もとらえることができない様子だ。アイドリング状態で走り続けるので、さらに捕捉する精度が悪いようだ。そのうえ、電車は山際を走り、トンネルを抜ける。やっと衛星をつかまえ、受信状態がよくなってきたなと思った頃にはまたトンネルにはいり、リセットされた状態になる。その繰り返しだ。 しかし、大分市内に入ろうかという頃、やっと山間部を抜け、海の見える平野部へとさしかかり、なんとか複数の衛星をとらえることができた。待つこと数分、やっとのことで現在地を測定。時速は80km/h、標高は0m、なかなか良好だ。 だが、ここでバッテリーを使い切ってしまっては、新幹線という最大の山場を安心してむかえることができない。新幹線の中でGPS、そして「時速200km/h」という表示を夢見て、一旦GPSを終了する。ゴソゴソとカバンの中にしまう様子はあまり格好のいいものではない。 途中、大分駅でサバ寿司を買い、これを食べる。京都のサバ寿司よりも生臭い感じがする。だが、これはこれでウマイ。1200円という値段が安いとは思えないが、まれにしか食べないものなので、特別高いとも思わず、清水の舞台から飛び降りる気持ちで味見を敢行した。☆☆☆ 前日、ほとんど眠っていないので、なるべく眠ろうと努力する。しかし、どうも落ち着かない。やはり安くないコンピュータ一式を持ち歩き、いくら治安がいい日本とはいえ、ぐーぐー眠るということには抵抗がある。単に小心者なのか。 そんなこんなで1時間半ほどで小倉に到着。早速、弁当を購入する。今度は、小倉名物のシュウマイと、かしわめし、そしてレトロ弁当の3つだ。誤解のないように断っておくがかしわめしとレトロ弁当はおみやげである。小倉のかしわめしは安くてボリュームがあり、とてもウマイ。小倉に寄ることがあれば、ぜひ食べてほしい弁当の一つだ。僕が知っているかぎり、小倉の駅弁は駅弁の中ではけっこ〜おいしい部類だ。安さという点でもすばらしく、680円でおなかいっぱいになる。 メシの話はこれくらいにして、新幹線に乗り込むとまたゴソゴソとGPSの準備をする。GPSの準備が完了すると、今度はシュウマイを口にほうりこむ。小倉のシュウマイもまた有名だ。かれこれ15年ぶりくらいに小倉のシュウマイを口にした。う〜ん、イマイチだ。おいしくないことはない。しかし、以前の味に比べると格段に落ちる。僕の味覚がかわったのか、いや、以前は何もつけないでも(現在はタレ付き)十分にうまかった。 などとつまらない講釈を考えつつ、衛星が捕捉されるのを待つ。なかなか捕捉されない。そのうち関門トンネルに突入。なかなか外に出ない。バッテリーの無駄使いだ。 関門トンネルを抜けるとやっと衛星を一つとらえた様子。しかしまだアイドリング状態だ。受信状態がよくないので、なかなか現在地を測定しない。と、そのうちまたトンネルに突入。平野部というものがないのか、受信状態がよくなった頃にはトンネルに突入という、悪循環が続く。 衛星をまともに捕捉できないまま、山口駅に到着。すでに30分以上が経過している。駅で止まっている間に捕捉できないものかと思ったが、ホームには屋根があり、電波の受信状態がさらに悪い。結局、捕捉できないまま発車。 ところが新幹線のスピードが速いせいか、平野部が5分と続かない。次々とトンネルに突入し、結局、どこまでいっても衛星を捕捉できないままでいる。もともと新幹線の窓際という受信状態のよくない場所でのGPSなので、多少平野部が続いても衛星を捕捉しつづけるということが困難な様子。いったいいつになったら現在地と時速が表示されるのか。気持ちがあせるばかりで、事態の好転する様子は一向にない。 そうこうしているうちに、バッテリーの残量表示が5%を切り、警告が出てきた。もう待てない。しかし待つしか方法はない。あいかわらずトンネルが多く、受信状態は悪い。バッテリー残量が刻一刻と少なくなっていく。 3%、2%、・・・3%、おいおい増えたがな、どーなってるんだ。しかしさすがにもう限界だった。仕方なくあきらめて、Windowsを終了、LibrettoとGPSKitをカバンにしまう。 結局、新幹線でのGPSは実現できなかった。残念。 しかし、いちおー大分−小倉間の日豊線では時間はかかったけれども、GPSによって現在地を知ることができたのでそれだけでも満足だ。 敗因としては、大容量バッテリーを持っていかなかったことと、予想以上にトンネルが多かったことの2点だろう。これが東海道本線を通る新幹線だったら、もう少しはマシだったのではないだろうか。少なくとも時間はかかったにせよ、現在地を測定することはできたはずだ。次の機会に期待しよう。 結局のところ、電車の中からでは捕捉することが難しい様子なので、電車に乗り込む前に、あらかじめ衛星を捕捉させておくことで、多少は測定までの時間を縮めることが可能かもしれない。準備不足によって十分な実験ができなかったのは残念だった。 もし何か、いい方法などありましたら、ぜひ教えてやってください。 次回があるとすれば、今度はほほえみくん with Navin'Youあたりで新幹線でのGPSに挑戦したいと思っています。Navin'Youがはたして新幹線の中でも音声案内をしてくれるのか??非常に興味津々です。 |