林檎補完計画 −第三起動実験−

 16Mのメモリ、そして270MのHDD。Libretto50のデフォルトよりもHDDの容量が少ないぶん、270M仕様のLibretto50はいろいろな制約があった。そのうえ、いつもは32M+MagnaRAM97の環境に慣れきっている僕には、この仕様は辛いものがあった。HDDに至っては1.6GBからすると1/6しかなく、非常に手狭である。RAM少なさから起こるHDDへのスワップも、270Mの大きなカラカラいううるさい駆動音もストレスがないとは言い難かった。

 270MのHDDでは手狭である。そう思ったのは、270M仕様のLibretto50にATOK11を入れた時のことだった。ATOK11はとても優秀だが、そのぶん大きい。20M近くHDD容量を消費してしまうので60Mしか空き容量のない270M仕様では非常につらい。この他にMicrosoftPlus!やNetscapeNavigator、ツール類を入れるとほとんど容量がいっぱいになってしまう。ほんとならワープロソフトまで入れたいところだが、それも入りそうにない。

 CABファイルを削除してしまえば、空き容量は一気に倍増だが、それでも広々使えるというほどの容量は残らない。住所録がわりの年賀状ソフトと、ワープロ用のTureTypeFontまでは入れられないのが実状である。

 これではイカン・・・せめて500Mあれば・・・

 アプリケーションを入れた状態の今回の第三起動実験によって、ここまでの結果が得られた。確かにHDDが大容量のほうがいい。しかし、1.6GB、2GB、3.2GBといったレベルまでは必要がない。なぜなら机上のマシンであるという設計上、大きなデータを扱う場面というのは非常に希であるからに他ならない。なによりも問題はその値段である。限られた予算の中で、何かを創り上げるというのは非常に難しい(普通これを貧乏という)。そこでLibretto30の500MのHDDならどうだろうと考えた。

 Libretto50/60のユーザーで1.6GBに換装している人は少なくない。換装して余った800MのHDDはLibretto20/30のユーザーの間でそれなりの高値で取り引きされ、未だにその人気は衰えない。しかし、そうして換装されたLibretto20/30の270M、500MのHDDは多くの場合、机の引き出しの中で眠っているはずだ。270Mが現状であるから、500Mを探せば安く手に入れることができるのではないか、そう考えた。

 早速、主要なLibrettoのページの掲示板に「500MのHDD求む!」と書き込みをした。

 2,3日もすると何人かの有志からメールを頂いた。結局、一番はじめにメールを頂いた有志の方から500MのHDDを譲っていただけることとなった。これでHDDの容量は一気に倍増。本計画もまた一歩前進したことは言うまでもない。

 そしてまた林檎補完計画もこのHPも、多くのLIBRERによって支えられていることも実感した。改造ができる小さなマシンLibretto、その小さなマシンの可能性は多くのLIBRERによって、他のノートPCをとりまく環境よりもさらに大きく広がっていくのである。

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