「GPSと共に」 改訂版

 道は星にきけ・・・

 パイオニアのカーナビゲーション、カロッツェリアのキャッチコピー。
 GPSなんて必要のない人には全く必要がないもの。しかし・・・

 少しでも外に出ようと計画している人。しかもLibrettoを少しでも活用したいと考えている 人、絶対にGPSは必須です。面白い。

 今回97/08/25〜97/08/28までの5日間、僕は九州は大分、そして
 山口県萩市 → 秋吉台 → 山口市 → 小郡とまわってきました。

 大きな声で言います
 GPSがなければ、はこの半分にもたどりつくことはできなかった
 だからGPSは必須です。(笑)

 

 まず、現在市販されているGPSについて書きます。ここで言うGPSはあくまでパソコン用のものです。カーショップで販売しているカーナビゲーション単体は含みません。で、現在、よく耳にするのが「Proアトラス」「マップルライフ」「マップファン2」、この3つだと思います。アンテナはSONYとマイクロネットワークの二つが主流でしょう。じつはどちらも同じSONY製だったりしますが。

 僕はSONYのキット以外、すべてを使いましたが・・・

Proアトラス
 画面は地図本をそのまま使っていますので、むちゃくちゃきれいなんですけどねぇ。アトラスは全国版の地図がなく、またDATAが大きいのでモバイルには適しません。部分的な地図ではGPSとして役に立たない。また地域別に複数、ソフトを購入しないといけないので予算的に厳しくなります。現在、発売されている範囲しか移動しない、もしくはDATAが大きくてもきれいな地図を求める人には、アトラスしか選択肢はありません。

マップルライフPro
 マップルライフですが、現在市販されているバージョンは
マシンによっては動作しません。昭栄社のHPには”個体によって動作しないものがあり、現在原因を調べていますが不明”と書いてありました。そんなややこしいもの売るなぁ〜!少なくとも僕のLIB20では動作せず、HPに書いてあった回避策をとっても動きませんでした。それに前のバージョンのGPSアンテナのドライバも無効で、新しいものを入手する必要があり、ややこしさは天下一品。そのうえ結局動作せず。一番、はじめにBUYした地図ソフトなのに、使いモノになりませんでした。ガッカリ。

マップファン2
 マップファン2が一番、本命。しかし、気をつけないといけないのは、
マップファン2単体で購入してもGPSとしては使えないということ。別途マップファンMobileという5800円(確か定価はこれくらい)のソフトを購入しないといけません。僕はすでにアンテナを持っていたのでこれを購入したかったんですが、京都の電気街にはどこにも置いてませんでした。
地図としては特別詳しくは載っていません。西日本+九州地方だけで120M程度しか容量を食わなかったので当然、詳細というわけにはいかないと思います。ProアトラスなどはCD-ROM1枚で関東・中部・関西といった地域をカバーしているので、その詳細さの違いがそこからもわかると思います。しかし、マップファン2の地図でもGPSとしては十分利用可能です。大きな国道、県道などはちゃんと表記してあり、有料道路などもちゃんと色違いで表示されます。画面下のステータスバーには現在地の地名も表示され、GPSとしては合格です。

 結局僕はこのマップファン2とアンテナ・リモコンキットが一緒になったマップファンGPSキットをBUYしました。売価52800円だったものを47000円で購入。ねばれば45000円はいけたと思いますが、GPSのために何度も電気街を往復した疲れがでて、この値段で妥協。ちょっと高いと思いましたが。しゃーない。

 これにはマップファン2日本地図全国版、GPSアンテナ、リモコン、キャリングケースが同梱。動作環境はDX4 100MHz以上、メモリ20M以上、HDD20M以上の空きが必要となっています。ちなみに僕のLIB20は100MHzにクロックアップ済みなのでギリギリOK。でも、動かした感じでは、75MHzでも動くとは思います。クロックアップした100MHzでも重い感じだったのであまりお薦めはできませんが。

で、導入。
 あれ・・・あけてビックリ。GPSアンテナのドライバDISKが入っていない・・・・・・

 しかし、よく説明書を読むと、GPSドライバもマップファン2のCD−ROMの中に入っているとのこと。市販のマップファン2とはじつは別物CD−ROM。恐るべし。

 で、まず、CD−ROMからマップファン2をセットアップ。悩む部分は全くナシ、簡単だ。今までのマップルライフ、アトラスとは全く違う感じ。簡単すぎて、こんなことでいいのかぁ!と思わず、叫んでしまうほど。

 次にGPSアンテナをPCカードスロットに差し認識させる。説明書にも書いてあるが、先にアンテナを認識させてしまうと後でドライバがうまく入らないとのこと。実際、ドライバが入っていないのでまともに認識させられないはず。順番を守ってマップファン2のセットアップから
先に行っていく。

 GPSアンテナを認識させるとこれでGPSとして機能させることが可能。むちゃ簡単。

 ただ、Librettoの場合、CD−ROMがない。アンテナを挿入しているとPCカードスロットが使えない。ということはアンテナは認識しても地図がない。というジレンマが起こる。

 と、ここで先にCD−ROMから地図の切り出しを行うことを忘れないように。地図の切り出しも比較的簡単だ。今までのような簡単さはないが、それでもアトラスやマップルライフよりは簡単に地図をHDDにインストールすることができる。ちなみに一つの都道府県まるまるで20M以内に収まる。インストールする情報も選択することが可能なので、多少はDATAを小さくすることもできる。場合によって使い分けてほしい。

GPSの起動
 マップファン2を起動すると、GPSアンテナがPCカードスロットに入っていれば、そのままGPS用のソフトも立ち上がる。立ち上がったあと、アイドリング状態になり、場合によっては10数分、待たされることになる。衛星からの電波をトレースするのに時間がかかるのだ。

 まあしかし、思ったよりもけっこ〜早くアンテナを認識してサクっと動いてくれる。ここで注意しないといけないのは、携帯電話などとは違い、あくまで空からの情報をアンテナで受信してそれを画面に表示するので、空があいていないことにははじまらないという点だ。家の中では当然、GPSは使えないので、空が見える広い場所で起動しないといけない。説明書には”10数分、外に放置してください”などと書いてあるが、さすがにそれは怖い。車などに乗り、アンテナを空の見える前もしくは後ろのガラス下あたりに置けばそれでいい。

 起動後、GPS窓には衛星からの情報が表示される。とりあえず、GPS窓はすぐに最小化して、メインの地図窓を大きくする。すると地図上に自分の位置が表示されている。多少、ズレがあるが、これはGPSの性質上しかたがないものなので諦めるほかない。

Librettoを車のどこに置くのか?
 僕の場合は助手席に、でーんと置いてました。ただ、これだとやはり操作性がいいとはいえない。ルート検索した道をちゃんと走っているのか確認するにも、一度車を停車、それから画面を確認しないといけない。普通カーナビというのはダッシュボードの前、もしくはその近くに設置することが多いので、ルームミラーを確認するのと同じに画面を見ることが可能です。しかし助手席というのはそういった意味で適当な場所とは言い難い。

 それではどこに?ということになりますが、ダッシュボードの上が大きく広い車なら、ダッシュボードの上に強力なマジックテープをバリバリ貼って取り付けるのもいいと思います。ただ、これだと直射日光を受けることになるので、夏場などは絶対にお勧めできません。また助手席のようなクッションの上ではないので、Libretto本体に直接衝撃が伝わることになります。アメ車のようなふにゃふにゃのサスペンションの車ならともかく、カローラや軽自動車といった車ではそう遠くない未来、Libretto自身が昇天することはまず間違いない。

 僕が現在考えているのは、アメリカ製のカー用品で助手席の人が食事をするために席の前に小さなトレーをつけられるものがあるようなので、これを加工(衝撃のことを考えて)した上で使えばいいんじゃないかと画策しています。ただ、モノが手にはいるかどうか、そこがすでに問題ですからあまり期待はできません。

 他にカーテレビや、ポータブルCDのマウントを利用して台を作るという技も悪くないと思います。ただこれもカーテレビやポータブルCDがリブレットよりも重くない、ということから重いLibrettoを載せた場合、どうしても強度の問題は出てくると思います。

 置く場所は十分に考えてやらないとLibrettoがHDDアクセス中に衝撃を受けてクラッシュということもあり得ます。そういった意味では車の中ではどこに置いても安心はできませんが、十分に注意しないといけないことは確かです。もし万が一、Librettoが壊れたからといっても、それをiPCに言ったところでどうにもなりません。ちゃんと”運転時に使用することはおやめください”と注意書きもあります。LibrettoでのGPSの使用というのはあくまで個人の責任において行うこと。注意してください。

リモコンの効能
 付属のリモコンはSONY製なのか、SONYのカーナビのものとウリふたつ。操作性もカーナビ用なので他のソフトとは全く違い、抜群にいい。さすがは
It's a SONY。リモコンで地図をスクロールさせる。はっきりいってLIB20ではえらく重い。リモコンはマップファンGPSキット独自のものなので、他に汎用性はない。他の地図ソフトがマウスで操作するのに対し、マップファン2のリモコンでの操作は特筆するにあたいする。リモコンに操作キーのほとんど割り当てられており、初めて使っても問題なく操作が可能だ。地図の縮尺をかえるのに、わざわざ 表示 → 縮尺 → 縮尺選択というようにクリックして進むのとは違い、リモコンのZOOMボタンの上下で簡単に縮尺を変更することが可能だ。現在地に戻るにはPOSボタン(ポジションボタン)を押すだけと更に簡単。車の助手席に置いて使うのであればなおさら、リモコンが必須になってくる。

その他
 マップファン2には他の地図ソフトにはない、特別な機能も兼ね備えている。その代表がルート検索である。他の地図ソフトが地図をイメージとして持っているのに対し、マップファン2は地図上の道路までちゃんとDATAとして持っているのか、ルート検索という他にはない裏技が可能だ。これを使うことで、知らない道でもすいすい走ることができた。地図を見て、次の角を曲がるかどうかを考えるのとは違い、あらかじめ検索しておいたルートにそって画面をみながら進んでいくのはナビゲーションという名に恥じない機能の一つだろう。この操作はリモコンでは行うことができないので、あらかじめルート検索をしておいて使わないと実用的ではないかもしれない。他に、立体マップという機能もあり、山道などではこれが威力を発揮する。これから進む道の情報を少しでも多く知ることができるのは走っていて安心だ。

 細かいことだが、アンテナを窓ガラスに張り付けるための吸盤が付属している。これがまた痒いところに手がとどいたサービスというか、よく考えてある。固定する場所をそこまで考えずに設置できるのでしごく便利だ。そのうえ、アンテナを固定するためのマジックテープまで付属してくる。このあたり、さすが後発だけによく練られていると感心させられる。

総評
 いいことずくめのマップファン2だが、やはり問題になるのは値段だろう。GPSアンテナが安いところでは9800円、マップファンMobileが5800円、全国版が12800円、これを全部足しても3万円弱で、すべてが揃うのに、リモコン一つのためにさらに値段が2万円近く高くなる。高いと思うなら、GPSキットを購入する必要はないと思う。アンテナをすでに持っているのであれば、さらに1万円安くなり、基本的には同じことができるようになるのでリモコンが値段の差だということは明らかだ。リモコンなんぞいらんんんんんっ!!という方は迷わず、マップファンMobileを購入してほしい。

 しかし、リモコンの操作性は特別スペシャルである。新しくGPSの購入を考えている人は、迷わず、マップファンGPSキットを購入するべきだ。値段の差は十分に埋めてくれる内容だ。

 あとリモコンのためにPCカードがPCカードスロットより出っ張った形になっている。このあたりの強度に疑問が残るが、大事に扱えばこれも問題ないだろう。

 ここでもう一度確認のために書いておきますが、マップファン2とマップファンGPSキットは別物です。購入する際には、アンテナをすでに持っている場合はマップファン2(地図ソフト)+マップファンMobile、もしくはマップファンGPSキットのどちらかということになります。GPSは決して安価な買い物ではないので購入の際、十分に気をつけること。

 最後に、LibrettoでのGPSというのはあくまでオプション機能です。暑い車内に長時間放置するなど、無茶をした場合、すぐに壊れてしまうことは明らかです。GPSを使用する際、やはり一番いい置き場所は助手席の彼女・彼氏の膝の上であり、これならボイスナビゲーションも可能。うまくいけば、あ〜んと口をひらけば口の中に食べ物も入れてくれるという特別サービス付き。Librettoにそれらすべてを求めることは不可能であり、何度も繰り返すように使用に関しては十分に注意してLibrettoGPSを行ってほしい。

                 人の、それが一番GPSに必要なものなのかも?

追記 97/09/06
 この特別編5「GPSと共に」は、思った以上に多くの人からの反響がありました。そうした反響からもう少し付け加えないといけないことがあることがわかったので、改訂版として本日97年9月6日に再度アップロードしました。

追記 その2 97/09/08
 改訂版をアップロード後、またもすばやい反響が。ありがたいですね。それだけ多くの人に読んでもらえるということわ。そんなわけで、リモコンがSONY製であることが判明。あと「駅すぱあと」はヴァル研究所というところの開発です。これについては改訂版をアップロードする際、間違い部分を削除してアップロードするつもりでしたがすっかり忘れてました。お気づきの皆様、ならびにヴァル研究所・iPC関係者の方々、まことに申し訳ない。価格についてもマップファン2の以前からのユーザーには39800円でアップグレードの案内が着ているようです。リモコンは別売2000円らしい。今月末までということらしいですが。これについてはマップファンGPSキットでユーザーになった僕にはよくわかりません。以前からのユーザーの方、各自問い合わせてみてください。そんなわけで本日97年9月8日、2度目の改訂版をアップロードしました。

追記 その3 97/12/01
 SONYさんから、Navin'youというカーナビが発売されました。MapFANUよりもイケてるようです。以前のほとんどのアンテナに対応し、地図のマッチング機能もあるようです。ナビ研フォーマットのCD-ROMも読めるということで非の打ち所がないですね。ただ、HDDへのフルインストールは難しい様子です。このへんはモバイラーにとってはちょっと痛いかも。現在はこれがイチ押しらしいです。

 ご意見・ご感想などありましたら、ぬりかべHP内・ぬりかべLIBRER友の会のほうに書き込みしていただくか、直接 k_yasuda@mta.biglobe.ne.jp までメールでおねがいします。

 

 

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