「CD−Rは使えるか?」
CD−RはCDが作れる、という単純な機械ではない。CDを焼くためには、
思ったよりも苦労しなければならない。少なくとも僕は20枚近く失敗した。
おかげで他の人よりもCD−Rに詳しくなったはずだ。
僕が使用しているのは、キャラベルCD−R4xPro。メーカーはキャラベル
だが、中身はリコー製のドライブだ。現在CD−Rのドライブはリコー、ソニー、
ヤマハのうちのどれかということになる。これ以外のメーカーも作っているの
かもしれないが、ほとんどはこの3つのうちのどれかである。
ここはLibrettoのページ、CD−Rも当然Librettoで使用している。しかし、
CD−Rの説明書には”ノートでは使用できません”と書いてあるので、購入
する場合は覚悟が必要だ。
なぜ、ノートで使用できないのか。詳しい説明をすると長くなるので、簡単に
説明すると、SCSIという規格がCD−Rの速さに追いつかない、これが一番
の理由。しかし、これはノートに限られたことで、デスクトップマシンはSCSI
でも全く問題なく使用できる。ノートの場合、SCSIが標準でついてくることは
ほとんどなく、PCMCIA経由でSCSI接続という形になる。SCSIだけでも、
追いつかないかもしれないのに、ここにまだPCMPIAというハードルが加わる
ことになるので、当然、”ノートでは使用できません”ということになる。
デスクトップでは全く問題なく使用できる、と書いたが、これもほとんどの場合、
SCSIボードを指定してくるので十分に注意が必要だ。一番無難なメーカーと
してはやはりアダプテックをお薦めしたい。
Librettoの場合、これに加えマシンパワーが低い。高いマシンスペックを要求
してくるCD−Rドライブにスペック的に劣るLibretto、当然、不安がいっぱいだ。
しかし、僕はこの環境でCD−Rを使用し、オリジナルCDの作成を行っている。
ちゃんと使い方を考えてやれば、多少の無理は通るものなのだ。
それでは実践編といきたい。
注意すること、その1
マシンパワーをフルに活用するため、システムエージェントなどの常駐ソフトは
絶対に起動させないこと。その他、CD書き込み中にスクリーンセーバー、省
電力モード、その他、割り込みがかかりそうなものはすべてOFFにする。
注意すること、その2
CD書き込み中は、絶対にマシンに触れないこと。マウスひとつ動かしただけで
CD−Rはエラーを出すことがほとんどだ。絶対にマシンに触れてはいけない。
注意すること、その3
CD−Rはドライブによって、メディアを選ぶ傾向がある。安いからといって、
大量にメディアを購入すると、メディアによっては音飛びの連発だったりするので、
購入に際しては必ず、ドライブの説明書を読み、推奨メディアを確認すること。
いろいろテストした結果、CD−R4xProでは三菱のメディアが特に音飛びが
ひどかった。逆にTDKなどは高いだけあってか、比較的安定して使用できた。
安いところでは3Mのメディアは音飛びしなかった。使った感じではTDKよりも
安定していた。
以上、3点は必ず、使用前に注意すること。これらを守っているのに、なおかつまだ
エラー、もしくは音飛びする場合、それはマシン自体の設定がおかしいか、根本的に
SCSIボード、カードなどが、CD−Rに対応していない可能性がある。そういった場合、
マシンにあったCD−Rをみつけるか、もしくはCD−Rにあったマシンに買い換えるか、
二つに一つしかない。CD−Rドライブの購入は一種の賭けのようなものなのだ。
最後にソフトについて。CD−Rはソフトまでも選ぶ様子。ここまでわがままだと開いた
口がふさがらないが、乗りかかった船だ、最後まであきらめずにつきあってほしい。
きっと一番メジャーなEasyCD-Proはヤマハ製のドライブと相性が悪いようだ。4倍速
書き込みを唯一安価で販売しているヤマハだが、EasyCD-Proを使用する場合は避け
ないといけない選択肢となる。
CD−Rは何度も言うように非常に気むずかしい機械である。そのうえわがままだ。
しかし、これを利用できるようになるとオリジナルCDの作成はじめ、今までできなかっ
たことが簡単にできるようになる。お金があまっていたらぜひ試してほしい機械だ。
ちなみに僕は
本体 Libretto50 RAM32M HDD1.6GB
SCSIカード Adaptec SLIMSCSI1460J
CD−R キャラベル
CD−R4xPro
外付HDD メルコ 2GB
CD−ROM メルコ 16倍速
ソフト Adaptec EasyCD-Pro
という組み合わせで使用している。
Librettoだからといって、CD−Rが使用できないわけじゃない。使用するするには
どうすればいいのか、それを考えることが大切だ。遊んでください。