| PC-DOS J7.0/V -日本語入力編- 前置き 本題 かといって今更のようにDOSのソフトを探し歩きはたしてみつけることができるのか。もしかするともうすでにDOSは全滅しているのでは?そんな不安がよぎるのも当然だが、DOSはまだまだ生きている。手のひらを太陽に透かして見れば、悪事に染まった真っ黒な手と灰色のLibrettoが目にはいるはずだ。DOSはそのLibrettoの中でずっと生き続けている。 じつのところ、DOSが生き続けているのは、ヒューレットパッカードの名機HP200LXのおかげかもしれない。HP200LXは一見横長のPDAだが、じつはこいつPDAの皮をかぶった小さなDOS/Vマシン。設計が基本的にDOS/Vなので、DOSでPCカード類も使えれば、日本語DOSも走るのである。そんなわけでHP200LXを頼りに探していけば、なにかと便利なDOSをソフト群にぶちあたるというのは自然の摂理だろう。 考察 なると選択肢は一つである。過去にはたくさんあったFEP群も現在はほとんど存在せず、存在が確認できるのはそんな群雄割拠の時代を生き残ったATOKと他少数民族だけである。しかしながら、手に入りやすいでいえば、いまだ健在のジャストシステムの製品であり、純国産であるATOKであることは確かである。 考察その2 では日本語を打つ時とは? それは企画書を書く時であり、始末書を書く時であり、またアケミちゃんに手紙を書く時である。あとは自分の徒然なる日記を書くことであったりする。これは人によっては人生の一部でさえある。となればやはりこれをほっておくことはできない。 ・・・しかし、である。 FEPだけを導入しても書くことは不可能である。他にも必要なものがある。それがテキストエディタと呼ばれるものだ。テキストエディタといえばパっと頭に思い浮かぶのは秀丸エディタだが、残念なことに秀丸エディタにDOS版は存在しない。DOS版のテキストエディタとはいったい何が有効なのだろうか? PC-DOSにはデフォルトでE-EDITORなるテキストエディタがついてくる。しかしタダほど安いものはないかわりに、安かろう悪かろうで、やっぱりたいしてよくないのも事実である。となれば他にテキストエディタを探さないわけにはいかない。エディタがないことにはFEP導入の意味がない。それにエディタはCONFIGやAUTOEXECを書き換えるのにも使える。エディタの導入は必須ということになる。 これまた古い話で申し訳ないが、古くはエディタといえばMIFESかVZだった。しかしながらMIFESは以前から重く、VZはそのマクロでテトリスまでできたというエディタらしからぬエディタだった。となれば、当然、VZだろう。 VZはその軽快さと使いやすさでも秀でており、DOS用のエディタとしては最高峰の呼び声も高い。PCComputing誌の98年7月号でも萩原賞までもらった優秀なエディタなのだ。4つ星半の評価は伊達じゃない。 考察その3 ATOKが8000円、VZが実売で7000円前後である。はっきりいって安くはない。費用対効果を考えたうえで導入しないことにはいくらお金があっても足りなくなるというのは、金のない人々の悲しい性である。これがビルゲだったら・・・Pentium2 400MHzのDOSマシンとか創るんだろうなぁ、などとつまらない想像をしてしまう。 とにかくFEPもエディタも少なからず費用がかかるということである。となればフリーウェアを探そう!こんな当たり前の結論に達するのはそう遠くない。しかし、DOSのフリーウェアを探しにいくとなぜだかDOS/V用はほとんどない。これだけのDOS/V全盛期にDOSのアプリがじつはフリーウェアでさえほとんど存在しないのだ。ほんとにIBMは世界標準なのか!? なんのことはない、DOS/VのDOS事情の悪さの理由は簡単である。そうDOS時代にはNECの98くん全盛期で、日本にはDOS/Vなんてものは存在しなかったのである。存在しないもののアプリが当然存在するわけもなく、DOS/V用のDOSのフリーウェアというのは極端に少ない。現在はPCunixが流行だが、なんとか少しでもDOSを盛り立てて、DOS環境を開発していただける素晴らしい頭脳の台頭を待ちたいところだ。僕には当然そんなことはできないので他力本願である。 結論 VZについては7000円もしたが、中にはDOS/V用、98用、ダイナブック用と3種類もVZが入っており、1本あたりの値段にすれば2340円弱とコストパフォーマンスは抜群である。そんなわけで萩原賞受賞ソフトウェア、DOS/V用VZはぜひ手に入れてほしいエディタのひとつである。なによりE-EDITORなんぞよりよっぽど賢くて便利だ。 ATOKについてはまだ購入していないので、値段的なもの、また動作についてはさっぱりわからないが。とりあえずそう遠くない未来手に入れることは確実である。しかし、僕自身、いろいろ探し歩いたつもりだが・・・VZには出会ってもDOS版のATOKには出会ったことがない。いったい実売いくらで売られているのか、はたして3本お買い得セットなのか?そういった詳細についてはさっぱり不明である。 ちなみにATOKの総本山ジャストシステムのHPにもDOS版ATOKの案内はない。ジャストシステムやる気あるのか?もう少しがんばってほしいところである。 |