| HDDまるごとBackup -DriveImageの巻- ◆LibrettoのHDD換装 しかし、HDDの物理的換装はそれなりに簡単でも、換装以前の環境をもう一度構築することははっきりいって至難の業だ。データのバックアップはともかく、ドライバを再度入れ直したり、細かい設定をしなければいけないなど、手作業で復活させないといけない部分が少なくない。HDD換装が趣味で、なおかつこういった設定をし直すのが苦でないという方は問題ないのだが、少なくとも僕は頭の線が切れそうになる。 そこで考えたのがHDDのまるごとバックアップ。もともとほほえみくんのペンデバイス用の拡張ドライバディスクなどというのが存在しないので、構築したほほえみくんの環境をまるごとバックアップしなければいけなかったというのがほんとのところ。とにかくHDDをまるごとバックアップし、新しい大容量HDDにそのまま環境を移行したい、そのためにはどうすればいいのか?
◆PCMCIAを認識させる で、次に目をつけたのが”DriveCopy”と同じNetJapanの”DriveImage”。これがなかなかよくできたソフトで、PCMCIA経由もサポートする他、HDDの大きさにあわせたデータの圧縮・解凍という無茶も可能。こ、こりゃいける! ということで早速、購入。Librettoにインストールだぁああっ! しかし、このソフト、95窓からインストールするのだが完全DOSモードでの動作となる。当然、95窓上で認識しているデバイスもDOS上では認識していないというジレンマに陥る。じゃ、ドライバをつっこめばいい、という話になるのだが、Librettoの場合、これがそう簡単ではない。なぜならLibrettoにはPCMCIAをDOS上で認識させるためのカードマネージャーが付属していない。 デスクトップの場合は、マザーボードにゴソっとSCSIボードなどを差し込むのでPCMCIAという理屈は必要ないのだが、LibrettoなどのノートPCの場合、SCSIカードなどのデバイスを認識させるためにはどうしてもPCMCIA経由でないと使えないというジレンマがある。通常の95窓の場合、95窓用のカードマネージャーが勝手に動いているので問題ないのだが、DOSモードの場合はPCMCIAをどうしても手作業で認識させなければいけない。 IBMのThinkPadなどにはそのへんちゃんと考えているのか、OS/2をインストールする際に必要なのか、カードマネージャーがはじめから付属しているのだが・・・最近のマシンは窓ONLYというものが少なくなく、Librettoもその例にもれず”Windows95の動作”しか保証されていない。うまい具合にPCカード自身のドライバがあったとしてもPCMCIA自身を認識させられないことにはどうしようもなく、かといってメーカーは”Windows95”のみの動作保証なのでカードマネージャーを配布してくれるとも思えない。ではいったいどうすれば?? 解決方法としては二つ、東芝のサービスセンターを襲撃、カードマネージャーを出せと脅かすか、IBMのPC-DOS J7.0/Vを購入しこの中に付属しているカードマネージャーを利用するか。裏技として過去のマシンに付属していたカードマネージャーを使用するというのもあるが・・・一般的にはPC-DOSの購入が道理というもの。これでPCMCIAは安心だっ、ついでにPC-DOSも手に入って一石二鳥? しかし、PC-DOSも安くない。悩みは少なくないが、じつはリカバリCDを購入したLIBRER諸氏はPC-DOSを購入する必要はない。リカバリCDの起動DISKの中にちゃんとカードマネージャーが入っている。この貴重な情報はby町田でカレー屋出店をもくろむKAZUAさんから教えていただいた。そんなこともあって、もし町田にカレー屋「インドの手前」ができた日には、みんなぜひKAZUAさんに感謝と哀悼の意を表し、5倍カレーを食べにいくことを約束していただきたい。 とにかく必須なのはPCMCIA用カードマネージャー。これがないことには始まらない。 ◆ようやく導入 次にもしもの時のためにWindowsの起動DISKを作製しておく。これを作っておかないと、もし失敗した場合けっこ〜悩むことになるので保険のかわりに絶対必要。 そしてPCMCIAのカードマネージャーおよび、SCSIカード類のドライバなどを入れる。入れると言っても、簡単ではないかもしれない。PC-DOSの場合、PCMとうフォルダの中にカードマネージャー用のPCM+というインストーラを利用すると簡単にインストールできるが、リカバリCDの起動DISKからカードマネージャーを移植する場合は、全部手作業で行うことになる。ちなみに僕のconfig.sysの設定は次のようになっている。 DEVICE=C:\BACKUP\PSMSS.EXE DEVICE=C:\BACKUP\SCSI.EXE この場合、CドライブにBACKUPというフォルダを作り、先にそこにドライバ類を移動させておいて、config.sysでそれを指定するようにしておく。config.sysの元はWindowsの標準のconfig.sysを使う。なぜならそれほうが間違って設定を削除することがなく、また簡単に復活が可能だからだ。使わない部分についてはREMで読み込まないように設定しておく。 REM 日本語環境 これで日本語環境のDOSモードで起動できるようになる。autoexec.batについては、autoexec.w95など適当に名前を変更しておいて、これも動かないようにしておく。マシンを再起動した後はすべてDOSモードで操作することになるので、基本的に間違いは許されない。最悪の場合、さきに作製した起動DISKを使って起動、DOSのエディタを起動してCONFIG.SYSを変更するということに。 config.sysで指定したドライバ類をまず一枚のDISKにまとめてコピーしておく。そして最後にDriveImageを大容量メディアのほうに(DISKでも可)コピーする。これを忘れるとはじめからやりなおしになるので、忘れないように何度も確認する。 最後の最後に、Cドライブのconfig.sysのバックアップをとる。config.sysはそのままの設定で使うのでバックアップを取っておかないと、頭の中の記憶を頼りにもう一度config.sysを書き直すことになる。はっきりいって無駄だ。ま、できないことはないので腕に覚えのある人はconfig.sysのバックアップなどというのは不必要かもしれない。 ◆バックアップをとる C> コマンドラインが出て、起動が完了したら、今度はすかさず、大容量メディアが割り当てられているであろうDドライブに移動する。そこからCD DI101Jと入力し、フォルダの中に潜入する。潜入次第、PQDIJと入力しDriveimageを起動、Cドライブをバックアップする。 バックアップ作業についてはDriveImageのマニュアルを参照してほしい。指示に従って進めるだけなので特別な注意はないが、もし大容量メディアの中に必要なファイルがある場合は、パーテーションを削除しないようにする。これを忘れると大容量メディアの中身がすべて消えてしまうので、注意しないといけない。 ◆リストアする FORMATできたら、バックアップの準備の時と同じに、今度はドライバ類を適当なフォルダを作って(例の場合は”BACKUP”というフォルダ)、そこにコピーする。 次にconfig.sysを編集する。基本的にバックアップしたconfig.sysの中身をコピーするだけなので特別な問題はないはずだ。 REM 日本語環境 さきほどと同じものだが、これをカット&ペーストし、起動するHDDのconfig.sysの一番後ろに付け加え、他の部分についてはすべてREMをはじめに加え読み込まない設定にしておく。用意ができれば再起動。 再起動後、バックアップ時と同じように、キーボードの種類をきいてくるので、左上の”半/全”と書かれたキーを押して106キーボードを選択。 C> と表示されればひとまず成功。Dドライブに移動し、DriveImageを起動する。レストアを選択するとどういう状態でレストアするかをきいてくる。基本的にバックアップしたHDDの内容そのままに、大きくなった容量分まで領域を確保させることになると思うので、”ドライブのサイズにあわせてレストア”を選択する。うまくいけばそのままレストアがはじまる。Cドライブのパーテーションを作成し直すか?という選択が出てきたら”Y”を選択し、パーテーションを作成し直す。その後、レストアがはじまる。 バックアップしたHDDがFAT32形式のものであれば、FAT32でレストアされ、FAT16ならFAT16でレストアされる。はたしてFAT16で2GB以上の場合は、どうなるのかわからない。テストでは東芝の2.1GBの2104MATを使用したので、それ以上のものについては未確認。 ◆レストア後 ◆まとめ 一番の問題は95窓環境が当たり前の世の中で、DOSモードでしかも普通の人には難解な操作をしないと動かせない点だろう。それとFAT16→FAT32への移行、またはFAT32→FAT16への移行はできないようなので、レストア時にそれが可能になれば更に便利になるのではないだろうか。 じつはLIBRERの場合はPCMCIAのカードマネージャーを手にいれるのが一番大変という話もないことはないが、それさえ手に入れれば、けっこ〜簡単に導入可能なので、ぜひ試してほしいソフトの一つである。 問題点も多いが、とにかくこの便利さは一度使うと病みつき状態。素晴らしいソフトを開発されたプログラマーの皆様、並びに関係者の方々にはぜひ一度お会いしてお礼を言いたいくらいだ。余裕のあるLIBRER諸氏はぜひ遊んでみてほしい。 ◆裏技 *多謝* |