| PC-DOS J7.0/V -導入編- PC-DOSを導入するにあたり、必要なものがいくつかある。まず第一にHDDもしくはHDD内の空き容量、そしてFDDだ。Librettoの場合、PCMCIA経由のFDDで旧タイプと新タイプがあるが古いタイプの3つのパーツに分かれるFDDが必要になる。導入に関してだけ言えば、古いタイプでなくても可能だがPCMCIAのデバイスを認識させてしまうと、基本的にPCMCIA経由のFDDは使えなくなってしまう。ただし3分割できる古いタイプのFDDには、PCカード部だけをPCカードスロットに挿し込んで認識させることで、その中にFDD用のドライバが入っているという仕組みなっている。PC-DOSには旧タイプが必要だということである。 PC-DOSのパッケージの中には、PC-DOSのセットアップフロッピーディスクが9枚、それと大きなマニュアルそして登録ハガキなどが入っている。古いバージョンのDOSからのアップデート版にはCD-ROMもあるようだが、はじめて購入する際にはFD版しかリリースされていない。とはいえ、たった9枚なのでFD版もCD-ROM版もたいした違いはない。Librettoの95窓のセップアップに比べれば、まさに”たった9枚”。しかもえらく鈍い95窓のセットアップに比べ、とんでもなく早く終わるセットアップにはびっくりしてしまう。PC-DOSのマニュアルに”このDISKは特殊なFORMATをしています”なんてことが書かれているあたりIBMのDOSに対する意気込みが感じられる。95窓上からFDDを読みにいくと、とにかく鈍いがDOS上からはそれなりに速い。これはFORMATのせいなのか。 内容物の確認が終わるといよいよDOSの導入である。もっとも僕の場合、Libretto20のまっさらの270MにPC-DOSのみをインストールしたので何も問題なかったが、95窓上では多少の違いがあるかもしれない。しかしPC-DOSをインストールする際、ちゃんとインストールプログラムのほうで「他のOSを使用していますか?」といった感じの選択画面が出てくるのでこれも特別な問題が起こるとは考えにくい。 導入自身は指示に従って進めていくだけだが、LibrettoなどのノートPCの場合、前からしつこく書いている”PCMCIA”用のドライバを組み込まないといけない。これを組み込まずにPC-DOSを使用すると、PCカード類は使えないがFDDについてはそのまま認識してくれる。PCカード類を使わず、なおかつFDのみのデータ交換を目的とするなら無理に”PCMCIA”部分を組み込む必要はない。起動が遅くなるだけでメリットはないからだ。しかし、SCSI機器、LANカードなどを使用する場合は、絶対に必要なので忘れてはいけない。 具体的なPCMCIAの導入方法は、DOSをインストール際に選択する”オプション・ツール”の中にある[Phoenix PCMCIAサポート]の項目がデフォルトでは「いいえ」となっているが、これを「はい」にすることで導入できる。もしこれを忘れたとしてもじつは後から”/E”スイッチをつけてセットアッププログラムを再度実行することでこの選択が可能になる。とりあえずはじめFDDのみの環境で使ってみて、その後、PCMCIAのデバイスを使う時になってはじめて導入しても全く問題はない。 PhoenixPCMCIAサポート導入後、FDDが使えなくなるが、この場合FDDの分割したPCカード部分だけをPCカードスロットに挿入、再起動する。するとそこにはwininst.exe、Install.exe、そして問題のFDDドライバと3種類のファイルを見ることができるはずだ。ドライブ名は”D:”になっていると思う。そこからinstall.exeを実行する。wininst.exeはWindows3.1用のインストールプログラムなので実行してはいけない。実行後、再起動することでFDDが使えるようになる。ただしA:ドライブではなく、F:ドライブになる。これはA,Bは内蔵のFDDの割りあて、Cは当然のごとく内蔵のHDD、D,EはPCMCIAのデバイスが割り当てられるので、その後ということで、F,Gといったドライブ名が与えられることになる。 と、ここまでがとりあえずLibrettoでPC-DOS J7.0/Vを使うための下準備となる。次回はSCSI機器の導入とconfig.sysの書き方に突入していきたい。 |