「CD革命/Virtual」
たいそうな名前だ。革命というからにはさぞスゴイんだろう。
しかし、不必要な人にとってはほんとにいらんソフトだと思う。
CD−ROMの中身をまるまるHDDにコピーして、それを
CD−ROMとして認識させるソフト。言い換えれば、大容量のHDDか
大容量メディアさえあれば、すぐにでもCD−ROMがコピーできるという
ある意味ですぐれものソフト。
本来の目的としては、CD−ROMのコピーではなく、CD−ROMを
持たないノートPCに仮想CD−ROMを作り出してしまおうというソフト。
ただ、基本的にCD−ROMってのはアプリケーションのセットアップ時
くらいしにか使わない。ビジネスソフトでCD−ROMが必須なんてものは
今まで見たことがないので、やはりこれはゲーム用。
ゲームといってもいろいろある。ここでいういろいろとは容量のこと。
CD−ROMは640Mの大容量メディアだが、ゲームによっては数メガ、
モノによっては640Mフルに使っているソフトもあるだろう。
「ディアブロ」は570Mだった。はじめペンティアム60Mhzでも動くという
スペックを見て、たいした容量じゃないだろうとたかをくくっていた。
しかし、この容量には驚いた。LIB20のHDDは800Mしかない。
LIB20にはドライブスペースをかけてある。おかげで容量は1.3GB相当だ。
ところが「ディアブロ」は入らなかった。圧縮がかけられないのか、なぜだか。
そこでアプリケーションの削除を決意した。必要なモノ、不必要なモノ、
ことごとく削除していった。おかげでHDD内は圧縮した状態で1GBの空きが。
この時点でHDD内に残っているアプリケーションは、IE3.02とメール、
FTP、デジカメ用閲覧ソフトだけ。フォトデラックスもページメーカーも、
フロントページもWordも・・・・全部、闇へと葬った。
しかし、これでも「ディアブロ」は入らなかった。
まだ60M近くオーバーしていたのだ。
困った・・・どうすればいい??
僕は考えた。そして思いついた。
CD−ROMの中のデモや、DirectX、ブラウザを削除してまえば、相当の空きが
作れるはずだ、と。そこで2GBのHDDにまずCD−ROM内のDATAをすべて
コピー、不必要な大きなDATAを直接削除。
ここからがまた問題だった。
CD革命はCDしか仮想CD−ROMのDATAとして認識しない。
HDD内のDATAをCD−ROMのDATAとして置き換えることは不可能なのだ。
そこでCD−Rを使って、HDD内のDATAをCDに一度焼き直し、それを
仮想CD−ROM用のCDとして認識させようと考えた。
CD−Rを使うのだ。
ところがLIB20ではCD−Rを動かせない。動かせなくはないが、
CPUパワーのないマシンではCD−Rがエラーを出すことが少なくないのだ。
そこでLIB50を使いこれを実行した。ほどなくCDは作成できた。
しかし、はたしてこのDATAを削除したCDがちゃんと認識されるのか、
ソフト上でDATAを管理していたら?DATAが足りないと立ち上がらなかったら?
不安だった・・・
しかし、CDはそんな不安をよそに動いたのである。おおっ!神よっ!感謝します!!
神に祈りを捧げ、次の段階へと進んだ。そう問題のHDD内へのCDの置き換えである。
HDDの容量ははたして足りるのか?それが一番大きな問題だった。
LIB20にCD−ROMをつなぎ、CDをいれる。LIB20のCD革命を起動し、
CD−ROMからHDD内への置き換えを指示する。
”あと113分”と表示され、結果を待つことになる。
不安だった・・・ここで失敗したら、今までの苦労はいったい・・・
”あと40分”を越えたあたりから、ずっとLIB20の前で待っていた。
なかなか終わらない。当然だった。”あと39分”、待っていると時間はゆっくりとしか
進まないことは誰もが経験で知っている。この時も例外ではない。
”あと10分”、ドキドキしていた。ここでエラーがでたら・・・どうすればいいんだああぁああっ!!
もうHDDから削除できるものはなにもなかった。「ディアブロ」のCDも下手に削ると必ず
不具合がでてくるはずだ、これ以上は削れない。すべてが限界だった。
ここで失敗すれば、LIB20で「ディアブロ」は動かない。僕の負けになる・・・・
”あと50秒”、あと少し、あと少しで終わる。
極度の緊張で僕の額には汗がにじんでいた。時間はもう夜中の3時をまわっていた。
2日半ずっとこればかりやっていた。涙がこぼれる・・・つらい日々を思い出す。
”終了しました”
LIB20の画面に文字があらわれたのは、そんなことを考えていた時だった。
満面の笑みで夜中に大きくガッツポーズ!、アホである。
しかしまだ最後の仕上げが残っていた。動作テストである。
おそる、おそる、LIB20を再起動した。
再起動したLIB20から、「ディアブロ」を起動する。
HDDの駆動音が聞こえる。動いていた。確かに動いていた。
エラーがでないことを祈りながら画面をみつめていた。
D I A B L O
の文字とオープニングが画面に大きく表示された。正常に動作している!!
CD革命のおかげで、LIB20で、そしてCD−ROMナシで、
「ディアブロ」がPLAYできる!!!スゴイスゴイスゴイ!!すばらしい!
そしてPCカードのスロットがあいた。ここには当然サウンドカードを差す。
これで音アリのLIB20ディアブロが動くのだぁあああ
ところが・・・これはうまくいかなかった。サウンドカードを差すと、
CPUパワーを食われるのか、「ディアブロ」の動作が極端に遅くなり、
ゲームとして成り立たない。仕方なしにサウンドカードは諦めた。
ということで現在、LIB20で「ディアブロ」は元気に動作している。
ただ、やはり動作保証されていないだけあって、ちょっと重い部分になると
ハングすることがある。わかっているのは、はじめの村のところで、
装備を変更しようとしたら、途中で動かなくなってしまう。
ダンジョンの中では問題ない。ま、動作保証外なのでこれくらいは仕方がない。
とにかくCD−ROMなしで「ディアブロ」が動作し、しかもそれがLIB20上だということに
僕は非常に満足している。やはりLIBはどこまでも遊べるマシンなのだ。
少なくとも僕のLIB20はブラウザと「ディアブロ」のためのマシンになってしまった。(笑)