白チョイ妄想劇場

 

情熱の行き着く先

 SSのカスタムも一通り完成し、ぼくは自分の情熱のやり場に困っていた。この行き場のない熱からもう一台購入しようかと本気で考えたあたり、我ながらほんとに阿呆だと思う。しかしそんなことができるはずがない。なぜならうちには元々カウル付きのチョイが置けずにSSにしたという経緯もあるくらいで場所もない、お金もない、理由もないでは買えるはずがない。

 しかしそんな折、一台の白チョイを手に入れた女性がいた。福山という一応新幹線も止まる田舎から上京した彼女は安いチョイを手に入れたものの、京都の道は右も左もわからない。スクーターはおろか原チャリ初体験という 彼女にとって、チョイノリは単なる足以上のものではなかったはず。

 だがたまたまこのSSのページを発見し、どうカスタムすればいいかとメールで相談してきた。

 ぼくの頭の中にあったイメージはまさに白。白いキャンパスに絵を描くように、つたない技術で作り上げた画像があった。白いチョイをどうカスタムしようかと考えていたぼくは、それを現実にすることができないなら、と画像を作っていたのだ。そしてぼくは 画像を送った。

 「これ、かわいい!」

と叫んだかどうかはわからないが、とにかく気に入ったらしく彼女の白チョイはぼくのイメージ通りに手を入れていくことになった。

 ぼくはその妄想を、人の金で実現していったのだ。

 

アヒル色

 純白のチョイはそれだけでも何かアヒルに通じるものを感じる。いや、ニョロニョロか。とにかくノーマルの白チョイはあまりにのっぺりしていた。

  どうしようもないノーマルの白チョイ

 このままじゃダメだ。なんとかして手を入れて格好良くしていこう。

 

カスタムしていく

 まずはどこから手を入れていこうかと思ってクリアウィンカーレンズとステッカーをはずすだけでものっぺり感はますものの、少しすっきりした印象になるのではないかとはじめていく。

    

のっぺりはしたものの色が統一されたことで
ノーマルよりはすっきりした印象。

 

 次にぼくのSSと同じくカフェレーサーの証し、チェッカーシールを貼ってみる。

 

  定番のスタイルながら、なかなかカッコイイ。
ただやっぱり何か足りない。
 

 白と黒という組み合わせはしゃれてはいるものの、物足りないのも事実。

 

  南海部品にて茶系のグリップに交換、バーエンドは
シルバーのものをチョイスして高級感アップ。

白いミラーも装着することでイメージを変えていく。

 

 シートも茶色にできるといいなぁ、と思っていたら、ヤフオクにシートカバーが売っていたので、これを購入。シートの張り替えも考えていたが、こちらのほうがリーズナブルということで決行。

 

  スタンドグリップも装着することで利便性が向上。
手に入れたシートカバーを装着するがイマイチ、
シャープなイメージに仕上がらない。
 

 微妙なバランスだが、目指しているイメージとは若干違う気がする。方向性の違いはドレスアップという格好重視の場合には致命的。仕方なしともう一つのシートカバーを手に入れる。

 

  シートカバーを変更することでシャープなイメージに。
ラインをまっすぐに統一することで一体感がアップ。
 ひとまず完成。

 

まとめ

 あとはホワイトウォールのタイヤとフロントフェンダーを白くできれば、もうちょっと全体の白の割合が多くなってスタイリッシュに見えるんじゃないだろうか。できればフレームもシルバー、ハンドルもシルバーだとより高級感もアップして、スタイリッシュなチョイノリになっていくはず。

 ただぼくのSSの時もそうだったけど、結局お金かけてどうこうするより、なるべくお金かけずにイメージを変えるというのが一番大きな目的なので、これはこれで成功していると思う。

 白と黒というモノトーンなイメージではなく、茶系を組み合わせることで、より難しいけどよりスタイリッシュという道を行ったのは正解だった。

 個人的にはシート下のスペースがなんとかなれば、と思うけど、ぼくのように4000円も出してバッテリーケースつけるよりは、丸いカバンでもぶら下げて、よりそれっぽくコーディネイトするほうがおしゃれに見えるのではないだろうか。

 しかし会ったこともないのにぼくの妄想にここまでつきあってくれてありがとう。まさにぼくが手を入れていったような書き方で申し訳ないと思いつつ、妄想はどこまでも突き進む。

 ああ、白チョイもいいなぁ。

 

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