モバイルビデオノススメ その3

より実用を考える

 とりあえずまず僕自身が録画した作品と容量を目安としてだしておく。すべて128MのCFを使って録画。

フラッド

120 48MB 160x120 Nomal
 洪水に乗じて現金輸送車から強盗するというアクション映画。元々暗いシーンが多いのでアクションシーンはボケボケ。地上波放送から録画。内容的には60点、画質は30点。音質60点。

ホワイトアウト

130 48MB 160x120 Nomal
 タイトル通り、雪の中でダムを占拠されるという邦画のダイハード。織田裕二主演、松島菜々子出演。白い画面が多くザラザラした印象。やはりボケている。WOWOWで放送されていたものを録画。内容的にはすべて見ていないのでわからず。画質は30点。音質50点。きっと内容は40点くらい。

 次にCE-VR1用のユーティリティで設定を変更した状態で録画したもの。

男はつらいよ

110 103MB 160x120 Nomal
 CE-VR1のデフォルト設定から比べるとハッキリ言ってそーとーきれい。十分実用性があると感じさせられる。128MのCFで133分と表示される。
 シリーズ第1作、地上波で放送されていたものを録画。寅さんのキャラクターがまだ確立していないので、どちらかというと葛飾柴又の惚れっぽいテキ屋といった感じ。内容的には75点、画質は90点。音質70点。

サウスパーク

25 48MB 240x176 Fine
 これは最高。CE-VR1で録画するためにあるような外国アニメ。元々カクカクと動く切り絵のアニメーションのようなものなので、カクカクした動きでもまったく問題なし。
 240x176のモードで録画したこともあり、一部字幕も十分に読める。拡大するとアラが多少目立つがまったく問題なし。内容は50点、画質は120点。音質80点。

 DVDをスタビライザーをかまして録画。ユーティリティで設定を最強にした状態。

クリフハンガー

113 95MB 160x120 Fine
 白いシーンが多いので全体にモヤがかかったような画面。コントラストの加減か、スタ公が単に地黒だからか、人の肌の色がイマイチ。思ったよりも動きはいい。
 内容は70点。画質は70点。音質70点。肌の色の再現性さえよければ完璧。バランスは悪くない。

ニューシネマパラダイス

123 105MB 160x120 Fine
 これも肌の色がイマイチ。石のような色に見える。きっと浅黒い肌であり、赤系の色は不得意なのかもしれない。ビデオレコーダーらしい特性を感じる。
 内容は100点。画質は60点。音質75点。富山敬の神父さんの声がいい。むちゃ大好きな作品。

 

カリオストロの城

101 95MB 160x120 Fine
 宮崎駿監督のルパンもの。動きはいいが発色がイマイチ。思った以上にきれいに動いているという印象。ただし拡大表示すると×。
 内容的には80点。画質70点。音質80点。まあまあ。

トイストーリー

80 91MB 160x120 Fine
 ディズニーがおくるコンピュータで作ったアニメーション作品。主人公のウッディの声は唐沢寿明、相方のバズには所ジョージ。吹替版としてはほぼ完璧。さすがディズニー。
 内容100点。画質75点。音質70点。内容でカバー。圧縮率イマイチ。

トイストーリー2

93 105MB 160x120 Fine
 前作をさらにパワーアップした人気アニメーション。作品自体の時間も13分ほど容量アップ。内容的にも泣ける内容でイカす。涙あり、笑いありでアニメの域を越えている。持って歩きたい作品。
 内容100点。画質85点。音質70点。前作よりも発色がいい。拡大表示も○。

 

  

   ▼ 逃げなきゃ・・・

 

▼ なぜあなたは寝ているの?

 

▼ 楽しそう。  

 

▼ イタリア行きたいな・・・

 

 

 

 

 

▼ 個人的に大好きです。

考察

 テレビから録画した「男はつらいよ」がそーとーよかったので、スタビライザーを通してDVDから録画したものにも期待したが、スタビライザーの影響でどうしても画面が白くなってしまう。結果として全体的にはイマイチ。
 このことからCE-VR1は基本的には地上波のテレビ録画用として使えるが、ダビング用としてはその本領を発揮できない。
 また予想以上にアニメのほうが容量が大きくなる結果だった。画質はそれなりなので、これまた実用性という意味ではどうだろう。
 画質を見ると淡い色づかいの「カリオストロの城」よりもCGで作られている「トイストーリー」ほうが容量も大きくなるが、画質もよくなっていることを確認できる。「トイストーリー2」との比較では前作よりもさらによくなっている。
 「サウスパーク」などを見ると240x176のモードでは字幕が確認できるほど画質の向上がみられるので、これを使えると非常に便利だが、容量的に難しい。240x176のモードで録画するためには256M以上のCFが必要になる。さらに動画としては画面がカクカクなので用途を考えないと、ただ容量がでかいだけのファイルが出来上がる。
 CE-VR1を活用という意味ではやはり160x120でテレビからニュースやドラマ、そしてやはり「プロジェクトX」を録画するための機械というのが正解だろう。クオリティを要求しないのであれば、160x120のノーマルモードを使用することでより実用的に使うことができる。実際これなら64MのCFでも実用域なので、バリュー面でもメリットがある。

パソコンキャプチャとの比較

 ちなみにCanopusのWinDVRで90分の映画を320x240のMPEG1のファイルを作ったところ、レートをある程度高くした状態で1.4GB程度。ただしこれでも画質としてはVHSより良いとは言えず。
 かといって同じCanopusのハードウェアエンコーダー搭載のMTV1000を持っている友達のところで「必殺仕事人」を640x480でキャプチャしたものを見せてもらったが、これはほぼ完璧に本放送と変わらないクオリティだが40分で2.5GB程度必要。現状高画質に対する代償はあまりに大きい。またこのデータを再生するためにはパワーも必要なので、これが下に降りてくるまでにはあと最低4,5年はかかると予想される。
 CE-VR1は保存用としては実用的とは言えない。あくまで”便利さ”が優先。それでも気軽に100MB前後の動画ファイルを持ち歩けるというメリットは大きい。
 その昔、モノラルの再生専用ビデオデッキが登場した時のような、そんな使い方+α的に考えれば十分に元をとれるのではないだろうか。
 eggyでは設定を変更したファイルを再生できないので、スタンダードなモードで録画したものしか扱えない。日々のドラマを消化、またニュースを消化、さらには英会話番組などを消化するのであれば、eggyやZaurus、さらにはPDAなどにコンバートして見るのは実用的だが、気軽という意味ではeggyで動画を持ち歩くという使い方は有効。ただしゆっくり見るという意味ではLibrettoのHDDに動画ファイルを貯め込んで楽しむという方法がより有効であると言える。
 オススメはやはりNHKのドキュメント番組。あとはほぼ完璧なクオリティを実現可能な「サウスパーク」などだろう。

 

 


▼ このへんは定番でしょう。

現在は新しいバージョンになってます。
このパッケージのものはチューナーが弱いです。
ようはきれいに録画できません。

 

▼ 安いパソコンと同じくらいの値段します。

はっきりいってむちゃすごいです。
でも最低でもPentium4-1.5GHzと60GB以上のHDDが必要。

 

 

 AirBoardって受注生産なんです。

これは欲しい!と思いました。
HDDレコーダー付きならさらにグーなんですが・・・

なぜに実験を繰り返すのか

 はたして僕は自営業者である。ということは家にいることが多い。じつはモバイルの必要性があまりないのである。ところがなぜか小物好き。必要もないのに持って歩いて実験を繰り返している。
 ところでここまで書いてきて、それじゃいったい録画したデータをどこで見るのか?という疑問がわきおこってくるのは自然の理である。それについて少し言い訳にも等しい言い訳をしてみたい。
 じつのところ、僕はSONYのAirBoardに感銘を受けた。さらにさかのぼれるとこれまたSONYのRX7xシリーズの録画したデータを配信するというシステマティックな機械に惚れ、これを買うには少々甲斐性が足らなかったもので、自宅映像ファイルサーバーを立てようと当時発売されたばかりのWinDVRを購入、40GBのHDDもあわせて購入、余ったパーツを使ってマシンを組み上げ、これでなんとかできないものかと考えた。
 ところがこのシステムでは大きな欠点があった。MPEG1/MPEG2での録画は非常にパワーを食うこと、そして容量を食うこと。WinDVR自体のチューナー性能が高くなく、画質という面でまったく話にならなかったことがあげられる。これに懲りた僕はしばらくキャプチャを考えずにいた。
 CE-VR1については以前から存在は知っていたが、値段が高いこと、モノラルでしか録画できないこと、さらにはその性能が値段の割に良くないということで、まったく眼中になかった。だが、この値段が下がってきたこと、これで録画したものがそのままWindowsで再生できること、本体が小さくてかわいかったことなどから突然購入を決意、導入に至った。
 これでいかに小さく録画するか、ということを考えているのは、現在の40GBにいかに多くのファイルを詰め込めるかということを考えているからである。そしてこれに各部屋からアクセスし、共通のデータを配信できるシステムを構築したかったのである。
 さらにこれを無線LANで結ぶことにより、家の中でLibrettoさえあればどこでも今日録画したものを再生できるという、家庭内モバイラーを実現したかった。実際その夢は叶った。
 もちろん画質的に満足のいくというにはまだまだほど遠い。しかしすでに未来を見たような、そんな気がする。そしてそのためだけに日本経済に貢献し続けているのである。

改善点

 途中話が横道にそれたが、結局CE-VR1の導入でどんなメリットがあり、また改善点があるのかをまとめてみたい。
 メリットとしては単体で動くことが一番大きい。最近流行のテレビキャプチャ機能だが、これをパソコンでするとなると最低でもノートPCクラスの大きさになるわけで、CE-VR1は置き場所に困らないというメリットがある。また使い方が簡単だということ、CODECさえダウンロードすればWindowsMediaPlayerでそのまま再生できるという気軽さといったメリットがある。
 改善点としてはチューナーがついていないので、ビデオデッキなどのチューナーが必要なこと、ステレオでないこと、予約の設定が面倒なこと、パソコンとの連携がストレージデバイスに限定されること、本体で再生、また削除などのファイル管理ができない点があげられる。
 さらに320x240まで録画できるとしながら、実際これは実用性に欠けるという点は大きな欠点である。320x240という画面で160x120レベルの録画ができるようになれば、モノラルであっても十分に大きなアドバンテージとなることはほぼ間違いない。また今後の展開としてZaurusシリーズ以外のPDAにもCODECを配布し、より普及を促すことが必要だろう。
 VAIOのRX7xシリーズのようにパソコン本体でテレビ録画できるというのもメリットとしては大きいが、やはりパソコンというややこしい機械を通すよりも、スタンドアローンなビデオとして使えるほうがより使いやすくなることは確かである。
 ついでにLANポートついていて、そのまま映像ファイルサーバーになればブロードバンド時代を見据えた最強のビデオレコーダーとなることはまず間違いない。

 ▼ いや・・・ただなんとなく・・・

 

 

 

 使ってみたい機械。

 

まとめ

 SONYのHDDレコーダーという製品も存在しているが、これはMPEG2録画のみであり、なにより値段が高い。CE-VR1のパワーアップ版であれば10万円以下という低価格での販売も可能になるだろう。そして実際超高画質録画が必要な人は少ないので、家電の販売チャンネルをつかって低価格HDDレコーダーとして販売、パソコンとの接続キットを別売りとすれば、パソコン関連品としても売れて、シェアを拡大できるのではないだろうか。
 ステレオ対応のチューナー搭載、2.5インチのHDDをオプションでいいので内蔵可能、PCカードスロット、USBもしくはiLINK接続でパソコンでのコントロールが可能、320x240で実用域のキャプチャ性能、これだけあれば 僕自身は5万円以上してもなんの躊躇もなく購入するだろう。
 今しばらくはCE-VR1を使って家庭内映像配信用のソフトを作ることにしよう。そのうちFOMAのような次世代携帯電話での常時接続が可能になれば、外から家のビデオにアクセスするなんていう近未来的なことも可能になるのではないだろうか。
 こうして考えているとすぐそこにある未来のような気がするが、今はまだ夢である。

 

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2001/10/11