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実践モバイルビデオノススメ やってみよう編 その2 DVD2AVI + TMPGEnc の場合 字幕を諦めれば・・・ 字幕が必要のないバイリンガルな人、もしくは外国語を勉強したい人にとってはDVD2AVIを使ったエンコードというのは、実践的かつ実用的で非常に有効かもしれない。だが僕のようにいまだに神風を信じ、大和魂に生きる人間にとっては字幕のない洋画というのは砂場しかない公園のようなものである。がんばれば聞き取れなくはないかもしれないが、最近は吹き替え版を集めて喜んでいるほどなので、その体たらくたるや他の追従を許さず。 さらに例え英語ができたとしても、それはハリウッド映画かfromイングランドの話であって、フランス映画やイタリア映画、さらにはイラン映画や韓国映画などを観る場合には、これっぽちも役に立たない。 よって字幕は必要であるが、オレ様は全世界の言葉をマスターしているのでまったく問題なし!というようなC3POのような翻訳マスターか、アニメヲタクやドラマヲタクであれば、字幕は必要ないということに気がついた。 特にアニメやドラマの需要は少なくないと思うので、案外DVD2AVI+TMPGEncというエンコードも使えるかもしれない。
用意するもの DVDxの場合はリッピング→エンコードを一手間で行ってしてしまうので、出来上がるデータの容量だけを考えておけばよかったが、DVD2AVIを使ったやり方の場合には、まず第一にリッピングしたデータを保存するための大容量なHDD環境が必要となる。 具体的には1本のDVDをリッピングするのに5〜9GB程度必要になる。当然複数本になればそれにかけ算していくことになる。100GBくらいあっても十分というには少々心許ないほどなので、これはゆくゆくテラバイト時代に移行するのを待つより他ない。 あとはリッピングするためにSmartRipperというソフトを使用して、DVDの中身を吸い出すだけである。従来cladDVDを使用していたが、これではうまくバックアップできないDVDなどもあった。SmartRipperはcladDVDよりも後発だが、見た目のインターフェースも使いやすく、なによりボタン一つで何も考えずにリッピングできるのがいい。 これの使用方法などについては面倒なのでここではふれないが、その手のページもしくはこの文中にも少しはヒントがあると思うので、そちらを参考にすればやりやすいだろう。
DVD2AVIを使う リッピングしたDVDのデータはVOBファイルとして保存されている。 File → Openと進み、このVOBファイルを選択する。 面白いのはこのVOBファイルというのは連続したMPEG2のファイルをDVD形式にしているだけなので、数の若いVOBファイルを選択するとその後のVOBファイルも連続して選択される。もちろんここで一つのVOBファイルだけを選択したいのであれば、他のVOBファイルを削除するわけだが、そうした機会はあまりないだろう。 それよりもたいていの場合、一番はじめのファイルにはDVDのメニュー画面やチャプター選択画面などが入っているので、エンコードする場合にはVTS_01_0.VOBではなく、VTS_01_1.VOBから選択するとよい。 次に単純にAVIファイルを作るのであれば、FILE → SaveAVIと進み、AVIファイルとして出力すればいい。しかし今回そのままMPEG1にエンコードすることを考えているので、File → SaveProjectを選択しファイル名をつける。 ファイル名をつけて”保存”を押すと、VOBファイルを読み込みはじめ、しばらくすると「ファイル名.d2v」というプロジェクトファイルができあがる。
TMPGEncの使い方 こちらは至って簡単で先ほどのプロジェクトファイルを”参照”から呼び出すだけでいい。
ただこの方法では音声ソースが出てこない。これはDVD2AVIがMPEG2の動画部分のストリーム形式に対応しているが、音声は同時に出力できないという仕様のせいらしい。仕方がないので僕自身はAC3で一旦出力した音声ファイルをTMPGEnc上で無理矢理呼び出して、同時にエンコードさせている。 一手間増えるが、やっていることは同じことなので別段大きな問題ではない。なによりリッピングなどという作業自体がすでに常軌を逸したややこしい作業であり、一手間ぐらい増えたところでそれが特別大きな問題にはなりえない。それよりも何か一つ考えている間に実験を進めるほうがより面倒が少なかったりするので、まさに力技ならではといったところ。 とにかくここでも試行錯誤するしかない。どういう理屈で何ができて何ができないのか、僕にはさっぱりわからないことばかり。あくまでこういう方法がありますよ、という提案みたいなものなので、最終的には各個人が実験によってノウハウを培う他ないのである。
非常にややこしい話 TMPGEncを使ううえで一番大きな問題はアスペクト比の問題のように思う。TMPGEncは非常に多機能なエンコーダーであるがゆえに、ソースのアスペクト比と、出力するアスペクト比の二つを選択することができる。これを間違うと画面の比率がおかしくなり、20年くらい前のシネマスコープサイズを通常の4:3のテレビに映したような縦長の画面になったり、4:3の画面なのに、なぜかワイド画面のように金魚鉢をのぞき込んだような絵になったりする。 このへんの調整は前項の最後で述べたように、ほとんどマニュアルによるもの、しかも試行錯誤が必要な部分なので、どれがアタリということはないように思う。 映像だけでなく、音声も割れてしまったり、音が大きすぎたり小さすぎたりということはよくあることだが、エンコードするうえで必要なのはそんな些細なことは気にしないということである。なにより今回の趣旨であるモバイルフォーマットとしてのエンコードであれば、あまり深く考える意味はない。なぜなら”モバイル”ということを考えた時点で、はたしてハイクオリティな再生を必要としているのか?という命題にぶちあたるだけで、それ以上のものではない。
次回予告へ 裏技として考えたFlask + DivX、さらにはTMPGEncでこれをMPEG1にエンコードというやり方に進んでいく予定。面倒の少ない方法は数あれど、とりあえず力技で進んでいく。
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2002/04/23