実践モバイルビデオノススメ

CE-VR1 考察編

録画に至る経緯

 CE-VR1で録画をする場合、一番問題になってくるのは留守録の設定である。なぜならCE-VR1にはチューナーが内蔵されていないので、チューナー部分だけはビデオデッキなどを併用して使わないとまともに録画さえできない、ただの箱でしかない。

 またこの設定がビデオデッキ側とCE-VR1側の2重に設定をしないといけないため、とにかく面倒でいけない。普通にNHKのテレビ英会話を録画したい、というそれだけのために、ビデオデッキをウィークリー録画モードにして、CE-VR1側を信号入力があれば録画がはじまる設定にして置いておく必要がある。しかもたいていのビデオデッキの場合、テープが入っていないと録画予約さえできないので、テープを必要としないはずのシリコン録画でテープが必要という矛盾が生じる。

 そこで何が必要かと言えば、やはりチューナーなのである。スカパー!に限らず、確かBSデジタル放送のチューナーでも、チューナー部だけで予約設定で起動できたはずなので、これを使えばいいということになる。

 

意外に金食い虫

 当然のことながらスカパー!であり、BSデジタルであり、チューナーやその他、諸経費は決して安くない。ただ普通の放送を録画したいのであれば、どうしてもBSデジタルチューナーは必須だし、もっとマニアックなものを、という場合にはスカパー!のチューナーと加入が必要になる。

   これだけないと使えません

 CE-VR1を5000円で手に入れたがためにこれだけ投資しないといけないのは頭が痛いが、その先にあるのは輝ける未来である。逆にそこまでやれば非常に快適なデジタルガジェッターとしての優越感と満足度は格段にアップする。

 とりあえずうちにはBSデジタルのチューナーはないので、スカパー!でテストを敢行したが、十分に遊べるといった程度。保存用としてはやはり使えない。コスト的にはどうだろうと考えるのが普通だが、それを考えていたらガジェッターとしては失格である。

 というよりそもそもガジェッターはそんなことを考える志向の隙間を物欲で埋め尽くしているはずなので、そんなことを考える余裕はない。

 

メディアの選択

 最近のマシンはどれもPCカードスロット x 2 から PCカードスロット + セカンドメディアスロットという仕様になっているものが多い。例えばLibrettoにしてもL3まではPCカードスロットが一つだけだったものが、L5からはSDカードスロットがセカンドメディアスロットとして追加された。

   

 以前にもLibrettoffにはスマートメディアスロットがあったことからも先祖返りとも言えなくはないが、これがなかなか使いやすい。  

  

 他にThinkPad系であれば、PC110の昔からセカンドメディアにはCFが採用されているし、VAIOであればメモリスティックスロットがある。NECなどはSDカードもメモリスティックもいけます、などというのもあるので、メディアについては考えるべきことが多い。

 ただ今後のシステムアップを考えた場合には、一番汎用性があるのはSDカードである。メディアのコストパフォーマンスという意味ではCFになるだろうし、他は考える必要はないだろう。少なくともスマートメディアはほぼ確実になくなるように思うし、メモリスティックについてもどうも広がりに欠けるような気がしてならない。

 中でもオススメなのがMicrodriveで、これはLibrettoL3以前のマシンではPCカードスロットにアダプタを介してつけることになるが、PDA用としても使え、なおかつ大容量で安価ということを考えると有力な選択肢となる。

   これがオススメ

 また最近のパソコンでテレビ録画ということを考えた場合にもなるべく大容量のMicrodriveに直接MPEG1録画したものを持ち歩くという使い方もできるので、CE-VR1に使用を限定されないという意味でも汎用性は高い。

 

まとめ

 5000円のCE-VR1を手に入れたがために、11800円のMicrodrive340MBに、スカパー!契約としていたら、はっきり言って素直にDVDレコーダーを買っているほうが安いような気がする。しかしDVDレコーダーを購入するとポータブルDVDプレーヤーが欲しくなるので、結局のところ安くかつ安易で安穏な道ではない。

 なによりMPEG4で録画できるメリットというのはマシンパワーをあまり必要としない点であり、また容量問題も比較的に気にならないレベルであるところがいい。LibrettoM3あたりとの連携、さらにそれを進めるためのMicrodriveであれば、2万円でチューナーのついていない安物HDDレコーダーを購入したようなものなので、あくまでこれはパソコン周辺機器としての投資であり、おもちゃであると納得のできる範囲だろう。

 欲を言えば、留守録用にもう一枚Microdriveを揃えておきたいところだが、とりあえずということであれば128MBのCFを2枚用意して、これで遊ぶと良いだろう。

 とにかく遊ぶという意味ではCE-VR1は十分楽しめる機械である。しかもZaurus用と書いてあるにも関わらず、何も考えずにパソコンで使えるあたり、さすがパソコン、なんでもできるものだと感心する。

 未来が見えるような気がするのがいい。

 

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2002/07/19